日本ユニシス、日本版SOX法に対応した評価フレームを発表

 日本ユニシス(籾井勝人社長)は2月16日、日本版SOX法に対応したアセスメント作業を支援する評価フレーム「日本版SOX法対応評価フレーム(仮称)」を発表した。

 金融庁の「財務報告に係る内部統制の評価及び監査(案)」では、「経営者は、財務報告の信頼性を確保するため、財務報告に係る内部統制の有効性を自ら評価しその結果を外部に向けて報告すること」が求められている。

 これを受け、ユニシスの「日本版SOX法対応評価フレーム」では、経営者に必要となる「評価する範囲を選定」「内部統制の客観的有効性を評価」「『不備』のもたらす影響が『重要な欠陥』に該当するかどうかを判断」という一連の評価と判断に関する実務を支援できるようにした。

 また、日本版SOX法への対応では、経営者が内部統制の有効性の判断に責任を持つために「階層的な証明の積み重ね(階層証明構造)」を構築する必要となる。

 そのため、「日本版SOX法対応評価フレーム」では、階層構造証明を実現するために、「命題」管理機能や「評価(Assessment)」実施支援機能、「判断(Evaluation)」基準登録/自動実施機能などを搭載した。また、整備状況と運用状況の進捗に関するPDCAモニタリング機能も提供する。

 ユニシスでは同時に、データベース基盤「ACEDAICOCR」も発売したと発表した。「ACEDAICOC」は、業務フロー図作成に、マイクロソフトのビジネスグラフィックスソフト「Office Visio 2003」、関連情報のデータベース管理機能に「SQL Server 2005」を採用した。

日本ユニシス=http://www.unisys.co.jp/

提供:BCN