日本IBM、幅広く利用できる「POWER5+」搭載の高性能UNIXサーバー

 日本IBM(大歳卓麻社長)は2月15日、1.8GHz/4コアの「POWER5+」プロセッサを搭載したUNIXミッドレンジ・サーバー「IBM System p モデル560Q(モデル560Q)」を発表した。価格は最小構成で791万1330円から。2月23日に出荷を開始する。

 「モデル560Q」は、最大16wayの拡張性を持ち、Webサーバーをはじめ、アプリケーション・サーバーまで、幅広い利用が可能。「System p」が持つロジカル・パーティショニング(LPAR)などの仮想化機能とLinuxを利用することで、既存システムの置き換えや統合などに対応できるようにした。

 周波数が1.8GHzのPOWER5+プロセッサを搭載。従来の1.5GHzのPOWER5+プロセッサ搭載モデルよりも処理能力が約1.2倍向上した。4コアのクワッドCPUを採用したため、CPU単位で課金されるソフトウェアライセンス費用の削減も見込める。また、1台のサーバーで柔軟な拡張性を確保する「ビルディング・ブロック方式」も取り入れた。

 IBMでは、新製品が他社のUNIXサーバーと比べ、Javaのビジネスアプリケーション実行速度の定量測定ベンチマークテスト「SPECjbb2005」で約4倍、ハイ・パフォーマンス・コンピューティングの業界標準ベンチマークテスト「SPEComp2001」で約3倍、LINPAK-HPCで約1.15倍の性能を示したことも確認している。

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/

提供:BCN