日本ストラタス、64bit版Red Hat Linux搭載のキャリア向けFTサーバ

 日本ストラタステクノロジー(本社:東京都千代田区)は、通信事業者向けフォールトトレラントサーバ「ftServer Tシリーズ」の新機種3製品を2007年1月24日に出荷開始した。OSに64bit版の「Red Hat Enterprise Linux AS v.4 EM64T」を搭載している。基本パッケージ価格は798万円から。

 Xeon 3.20GHz搭載の2wayモデル「ftServer T40 AC」「ftServer T40 CO」と、デュアルコアXeon 2.80GHz搭載の2way(4コア)モデル「ftServer T65 AC」の3機種で、二重化メモリ最大16GB。現行モデル比で2〜3倍のパフォーマンスを実現した。また、T40 COは電話交換機などの通信機器の標準規格「NEBS Level 3」に準拠し、DC(-48V)電源に対応する。

 ftServer Tシリーズは、SS7とIPの両プロトコルに対応し、交換回線やパケット・ネットワークでの音声やデータ通信サービスの開発や管理といった用途を想定している。独自の二重化技術「Continuous Processing」を搭載し、システム障害が発生した場合も自動的に問題のあるコンポーネントを切り離して、もう一方で通常処理を継続できる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ストラタステクノロジー
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