デル、クアッドコアCPU「Xeon 3200番台」搭載のエントリーサーバー

 デル(ジム・メリット社長)は1月9日、インテルの最新クアッドコアCPU「Xeon 3200番台」を搭載したエントリークラスのシングルソケットサーバー「PowerEdge 840/860」を発売した。価格は、タワー型の「PowerEdge 840」が21万8190円から、ラック型の「PowerEdge 860」が24万1290円から。

 インテル製クアッドコアCPU「Xeon 3200番台」を搭載することで、デュアルコアの「Xeon 3000番台」を搭載した従来製品に比べ、「PowerEdge 840」で約72%、「PowerEdge 860」で約69%処理能力を向上。従来の「PowerEdge 840」は、ファイルサーバーやプリントサーバーなど、専用アプリケーションサーバー用途に、「PowerEdge 860」はWebのエッジサーバー用途で使用されることが多かったが、Xeon 3200番台搭載モデルはマルチタスクサーバーとして利用可能になり、用途の幅が広がった。

 また、「PowerEdge SC」シリーズ向けに提供している夜間・休日の翌営業日対応オンサイト保守サービス「エンタープライズNight & Weekendサービス」を「PowerEdge 840/860」向けにも提供開始する。

 デルでは、06年11月からクアッドコアCPU搭載サーバーの販売を開始。今回の発表で、エントリークラスの「PowerEdge 840/860」から、ミッドレンジ、ハイパフォーマンスサーバーまで、クアッドコアCPU搭載モデルをラインアップし、大小さまざまなシステム構築への対応を強化した。

デル=http://www.dell.com/jp/

提供:BCN