SAPジャパンとIBMなど3社、ビジネス・インテリジェンス分野で協業

 SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)と日本IBM(大歳卓麻社長)、IBMビジネスコンサルティング サービス(IBCS、椎木茂社長)の3社は12月13日、企業の迅速な経営判断を支援するビジネス・インテリジェンス(BI)分野で協業すると発表した。

 SAP社の「SAP NetWeaver BI Accelerator」は、データウェアハウスに蓄積され日々増加する大量の情報を、高速かつ安定的に検索・分析するための機能を提供するソフト。「SAP NetWeaver BI」を利用している企業は「SAP NetWeaver BI Accelerator」を導入することで、検索処理の高速化、経営判断や企業変革のスピードアップを図ることができる。今回の協業では、3社でこのソリューション提供を推進する。

 具体的には、IBCSは、BIスキルを保有するSAPコンサルタントのコアチームを、現在の約10人から年内に約20人に増強。これにより、企業が「SAP NetWeaver BI Accelerator」を導入する際のプロジェクト費用や期間の削減、構築するシステムの品質向上、既に利用されているBIシステムからのアップグレードなど、「SAP NetWeaver BI Acceleratorソリューション」への円滑な導入をバックアップする。

 日本IBMは、「SAP NetWeaver BI Accelerator」と同社のブレード・サーバー「IBM BladeCenter」を組み合わせたデモンストレーションやテスト、検証などを行う施設「BIAソリューション・センター」を箱崎事業所内に設置。SAPジャパンは、IBCSへのスキル育成支援や、BIAソリューション・センターへの技術支援を行う。

SAPジャパン=http://www.sap.com/japan/
日本IBM=http://www.ibm.com/jp/
IBMビジネスコンサルティング サービス=http://www.ibm.com/bcs/jp

提供:BCN