日本IBM、Eclipseベースの基盤ソフト「Lotus Expeditor V6.1」出荷開始

 日本IBMは2006年11月29日、オープンソースの開発環境「Eclipse」をベースとする基盤ソフトウェア「Lotus Expeditor V6.1」(ロータス・エクスペダイター)の出荷を開始した。複数の既存アプリケーションを組み合わせて新しいアプリケーションの作成が可能で、「マッシュアップ・コラボレーション」を実現できるという。

 従来「WebSphere Everyplace Deployment」として提供していた開発環境のブランド名を変更したもので、WebサービスやRSSなどで提供されている複数のアプリケーションを組み合わせて、新しいアプリケーションを開発できる。同技術は、既に「Lotus Sametime 7.5」で採用されており、現在開発中のLotus Notes次期クライアント「Hannover」(開発コード名)でも採用する予定。

 Webサービスなどを組み合わせるのに必要なJ2EEの機能やWebサービスの情報をクライアント側で実装できる機能を搭載。サーバアプリケーション開発の負荷を軽減した。また、ネットワークに接続していない環境でもオンラインと同様の作業が可能で、ユーザー作業の効率化が期待できるという。

 価格は、サーバ版「Lotus Expeditor V6.1 Enterprise Edition 」が1CPU・サーバ858万円。動作環境はWindows Server 2003、Linux。クライアント版「Lotus Expeditor V6.1 Client」が1ユーザー1万4200円。動作環境はWindows XP、Linux、Windows Mobile。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本IBM
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