日本SGI、米オンストアと提携し国内NAS市場へ本格参入

　日本SGI（和泉法夫社長）は11月29日、米オンストア（カリフォルニア州）と提携し、日本でNAS（ネットワーク接続ストレージ）市場に参入すると発表した。

　今回の提携を受け、日本SGIではオンストアのNASヘッド製品「ONStor NAS Gateway」を発売した。「ONStor NAS Gateway」はNASサーバーからストレージ部分を切り離したNASヘッドで、最大8ノード・クラスタまで拡張ができる。そのため、性能要求に合わせて構成を変更しなくても、NASヘッド部分の拡張や、ストレージだけの追加が可能。

　日本SGIでは、これまで大規模並列サーバーや放送局のデジタルアーカイブ用の大容量ストレージ・システムを構築し、大規模ファイル共有システムであるSAN（ストレージエリアネットワーク）を中心に販売していたが、ストレージ事業の拡大を目指し、オンストアと提携。NAS市場にも参入することにした。

　同社は、オンストアの製品販売だけでなく、SANの構築・提供での経験を活かして、ストレージ・システムのコンサルティングから、運用支援、インテグレーションなどのトータルなデータマネージメント・ソリューションも提供していく計画。

日本SGI＝http://www.sgi.co.jp/

提供：BCN