東芝ソリューション、自然言語処理とデータ連携機能をもつXMLデータベース

　東芝ソリューション（梶川茂司社長）は11月28日、XMLデータベース「TX1」の新バージョン「V2」を発売したと発表した。最新版ではテラバイト級のデータでも検索できる機能に加え、コンテンツ管理システムやデータ統合システムに適した2つの機能を新たに搭載した。

　新機能の1つが、単語の意味に着目した検索で、探したいデータを素早く抽出できる「自然言語処理機能」。型番や本文などXMLのタグ単位でNグラム方式と形態素解析方式を使い分けられるため、データに合った検索設定で探したいデータの抽出が可能。例えば、型番などの英数字列はNグラム方式、本文など長い文章では形態素解析方式といった具合に探したいデータの抽出が行える。

　もう1つが、RDBやNotesなどさまざまな形式のデータをXML形式に変換してTX1に登録する「データ連携機能」。元データからXML形式へのデータ変換方法を指定して実行するだけで、TX1へXMLデータとして登録が可能で、既存システムをそのまま運用しながら、複数システムに分散したデータを一元管理するデータ統合システムを構築できる。

　具体的には、データ連携機能を活用することで、あるユーザーに関する情報をすべて集める時に販売情報、問い合わせ情報、保守情報が別々のシステムで運用されていてもTX1を使ってデータ統合システムを構築すればシステムを横断した検索や分析が行える。

東芝ソリューション＝http://www.toshiba-sol.co.jp/

提供：BCN