日本HP、5万円からのタワー型エントリーサーバー、X86サーバーの価格も改定

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は10月19日、タワー型X86サーバーのエントリーモデル「HP ProLiant ML110 Generation4」を発売すると発表した。フルカスタマイズCTO(注文仕様生産)にて、直販サイト「HP Directplus」と販売代理店を通じて販売、10月24日から出荷を開始する。価格は最小構成で5万4810円から。

 タワー型X86サーバー「HP ProLiant ML110」の後継機で、CPUはインテルのデュアルコアCPU「Xeon 3000 番台」「Pentium D」または「Celeron D」から選択可能。デスクトップPC並みに省スペースなマイクロATX採用の小型きょう体ながら、シリアルATAタイプのHDDを最大4基搭載できる高い拡張性をもつ。オンボードでシリアルATAのコントローラーを備えており、RAID 0/1にも対応する。

 別売りで、ネットワークからサーバーの遠隔監視、管理機能を行える「Lights-Out 100c リモートマネジメントカード」を用意。オプションを使うことで、サーバーの状態を問わず遠隔地からのキーボード、画面表示、マウス操作ができる「仮想KVM」、PC端末のCD-ROMドライブやFDDをサーバー装置のように操作できる「仮想メディア」などが利用できる。「リモートマネジメントカード」は11月中に提供開始する予定。

 なお、新製品は、日本HPの昭島事業所(東京)で製造する「MADE IN TOKYOモデル」となる。本体サイズは高さ36.7×奥行き42.6×幅17.5cm。

 また同社は、06年6月に発表したブレード型サーバーを含め、HP ProLiantサーバー製品や主要オプション製品など計100製品について、最大33%の価格改定を実施すると発表した。対象製品は、インテルの「Xeon 5100番台」を搭載した「ML350 G5」や「ML370 G5」など。

日本ヒューレット・パッカード=http://welcome.hp.com/country/jp/ja/
「ProLiant サーバー」=http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/

提供:BCN