IBM、「Lotus Notes/Domino」の新版をリリース──ブログ機能などを追加

 米IBMは10月11日、コラボレーション・ソフトウェアの新版「Lotus Notes and Domino Version 7.0.2」を発表した。新版では、ブログ機能をはじめ、USBデバイスにNotes環境を格納し、外出先から起動できる機能などが追加されている。

 新版では、Dominoデータベースにブログ用テンプレートをインストールする機能が追加された。これにより、Notesで作業しながら、ブログの作成・デザイン・更新を行えるようになるという。

 IBMのマーケティング・インテリジェンスおよびコミュニケーション担当マネージャー、アラン・レポフスキー氏は、「Notes内にブログを構築することで、Webベースのブログ・サービスよりもセキュアなインフラを利用しながら、社内または社外向けのブログを作成することができる」と語っている。

 同氏によると、IBMではすでに一部の従業員のブログをLotusの新しい機能で実行しているという。こうしたブログの例は、alanlepofsky.netedbrill.comadamgartenberg.comjeffeisen.comstevecastledine.comで見ることができる。

 また、電子メールの代わりにRSSリーダーへコンテンツ・フィードを配信する新しいコラボレーション機能を搭載。これにより、データベースで何か新しいことが更新されているかどうかをチェックしなくても、RSSリーダーが自動的に更新を知らせてくれるという。

 さらに、USB接続が可能な小型ストレージ・デバイスにNotes環境を格納して持ち出し、Notesをインストールしていない外出先のマシンでも、アプリケーションを実行できるようになった。レポフスキー氏は、出張先でLotusアプリケーションにアクセスする必要がある従業員の間でこの機能がヒットするだろうと見込んでいる。

 そのほか、対応OSの追加により、新たにWindows 2003 Server R2 x64、SUSE 10 Linux(32ビットおよび64ビット版)、Red Hat Enterprise Linux 4(64ビット版)、Solaris 10、AIX 5L V5.3、i5/OS、z/OSをサポートした。

(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service サンフランシスコ支局)

提供:Computerworld.jp