センドメール、テンアートニなど3社、スパム対策アプライアンスを発売

 センドメール、CSK Winテクノロジ、テンアートニの3社は、スパム対策アプライアンスサーバ「EasyNetBox for Spam Filter powered by Sendmail」(ENBスパムフィルタ)を2006年10月2日発売した。メールシステムの専任管理者がいない中小規模企業でも導入・運用できるという。価格(税込み)は100ユーザモデルが68万7750円、200ユーザモデルが85万500円。出荷は10月10日から。

 ファンレスの小型アルミ筐体に、スパムフィルタソフト「Sendmail Mailstream Manager Anti-Spam」と、統合管理ソフト「Sendmail Mailstream Manager」を搭載。Webベースの管理画面から処理方法などを設定できる。スパムフィルタは、世界の2000万のユーザーから寄せられる情報を基に識別情報データベースを構築する「コラボレーション方式」で、センドメールは“Web2.0型”と呼んでいる。

 同社によると、スパムの検知率は98%以上、正規メールがスパムと判定される「誤検知率」は0.0001%で、企業のメールポリシーに従って、ゲートウェイでスパムを遮断するという。また、ホワイトリスト/ブラックリストによるフィルタリングはユーザーが個別に設定可能で、判定が曖昧なメールも的確に処理できるとしている。

 外形寸法は幅195×奥行き268×高さ80mm。CFスロットを備え、CFからOSやアプリケーションを起動できる。3社の役割は、センドメールがソフトウェアの提供、CSK Winテクノロジがサポート、テンアートニは販売とSIを担当。最初の3カ月間で約300台の販売を目標としている。【Infostand】

センドメール
http://www.sendmail.com/jp/

CSK Winテクノロジ
http://www.cskwin.com/

テンアートニ
http://www.10art-ni.co.jp/