コニカミノルタ、ブルーレーザーの大容量ストレージシステム事業に本格参入

 コニカミノルタオプト(コニカミノルタ、松丸隆社長)は9月25日、ブルーレーザーを使用した大容量ストレージシステム「UDO(Ultra Density Optical)」のドライブ事業に本格参入すると発表した。

 「UDO」は、次世代DVD(HD DVD、BD)で使用されるブルーレーザーを用い、大容量化を実現した新しいフォーマット規格。英Plasmon(プラズモン)社が、5.25型MOの後継規格と位置づけて開発し、相変化光ディスクシステムを04年から市場投入した。ディスクは、5.25インチのカートリッジ型で、容量は現在両面で30GBだが、07年には60GBの記録が可能となる予定。120GB、240GBといったさらなる大容量化も進めている。

 コニカミノルタは、05年から「UDO」の基幹部品となる「OMA(完成品から基板などを除いた状態の半製品)」の生産委託をプラズモン社から請け、単独で供給してきたが、今回、ドライブ完成品の国内総販売代理店となることでプラズモン社と合意した。

 今後は、プラズモン社に対し「OMA」の供給を行うとともに、ドライブ完成品を同社から仕入れ、単体ドライブやメディアが複数装備できるライブラリーシステム(ネットワークサーバー接続ストレージ)を10月から順次販売する。ドライブはPC外付け用(SCSI、USB2.0)とPC組込み用(SCSI)の2製品、ライブラリーシステムは、容量720GB-19.1TB、メディアスロット数24-638スロット、ドライブ搭載数1-12台の計9製品を販売する。

コニカミノルタオプト=http://konicaminolta.jp/about/group/ot/

提供:BCN