トレンドマイクロ、中堅企業向けゲートウェイセキュリティアプライアンス

 トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は9月19日、中堅企業向け統合ゲートウェイセキュリティアプライアンス「Trend Micro InterScan Gateway Security Appliance(InterScan Gateway)」を10月26日に発売すると発表した。

 「InterScan Gateway」は、メールとWebのセキュリティ機能を1台に集約した同社初のSCM(セキュアコンテンツマネジメント)アプライアンスで、「InterScan VirusWall」シリーズで実績のある各種セキュリティ機能のほか、感染クライアントを復旧するダメージクリーンナップサービス、スパムメール対策のIPフィルタリング機能を備える。

 透過的にデータを中継する「ブリッジ型」なので、既設のネットワーク環境に手を加えず、初期設定のままで、すぐにゲートウェイ対策を始められるのが特徴。また、記憶デバイスが、検索エンジンやパターンファイルなどのプログラムを格納するコンパクトフラッシュ(CF)カードと、ログデータや隔離ファイル用のHDDに分かれているため、HDD障害が発生した場合でも「ディスクレスモード」で稼動して、障害の影響を最低限に抑えることができる。なお、サポート窓口は従来のソフトウェアと同様のサポートセンターとなる。

 ユーザー数に応じて、100、200、300、600、800、1000ユーザーの6種類のモデルを用意した。税別参考価格は、100ユーザーまでが89万70000円、200ユーザーまでが156万2000円、300ユーザーまでが211万4000円、600ユーザーまでが258万6000円、800ユーザーまでが308万4000円、1000ユーザーまでが346万4000円。同社では、従業員100名から1000名規模の企業を対象に、今後1年間で3億円の販売を目指す。

トレンドマイクロ=http://www.trendmicro.co.jp/

提供:BCN