SAPジャパン、内部統制プロジェクト向けファイナンスサービスを開始

 SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)は9月13日、内部統制対策としてITシステムの導入を検討している企業向けに、資金調達を支援するサービスを開始すると発表した。

 シーメンスファイナンシャルサービスとの協業で、05年10月からSAPジャパンが提供しているファイナンシャル・サービス「SAP Financing」を拡張したもの。「SAP Financing」は、SAPシステムの導入に際して必要となる資金を、良好な金利条件と簡潔な手続きで提供するファイナンシャル・サービス。SAPのソフトウェアだけでなく、補完ソフトウェアやハードウェア、カスタマイズなどのサービス費用、トレーニング費用など、システム稼働までに必要なすべてのコストについて、システム導入後の支払いを可能にする。

 今回、開始する新サービスでは、内部統制に対応したソリューションを含むSAPのERPプロジェクトを開始後、実際にシステム導入の効果が出始めるシステム稼動開始までの間で、最長24か月支払猶予を延長する。対象となるソリューションは、「IT業務処理統制」や「IT全体統制」の領域をカバーする会計・購買を中心とした「mySAP ERP」、各種法令対応やリスク管理を包括的にサポートするソリューション「SAP GRC」。

SAPジャパン=http://www30.sap.com/japan/

提供:BCN