サイバーテック、日本語全文検索機能を搭載したXMLデータベース新版

 サイバーテック(橋元賢次社長)は、業界最速の日本語全文検索「ターボサーチ機能」を搭載したXMLネイティブデータベース「Cyber Luxeon Ver.2.0」の販売を開始した。出荷は11月から開始する予定。

 「Cyber Luxeon(サイバーラクセオン)」は、データ処理志向のアーキテクチャを採用し、XMLデータの検索だけではなく、データの挿入、更新、トランザクション処理にも対応するXMLネイティブデータベース。

 「Ver 2.0」では、新たに日本語・他国語対応全文検索「ターボサーチ機能」を搭載し、ユーザーからの要望が高かった「検索機能の向上」と「検索速度の改善」を図った。これによって、250万件のXMLデータ検索で、前バージョンに比べて約20倍以上の速さで検索できる。さらに10GB・1000万件のテキストでは、わずか約0.1秒という短時間で検索できるという。

 また、XMLファイルを階層的に格納するフォルダを仮想DBとして扱うことができる「フォルダDB機能」を新たに提供。フォルダ内にある複数XMLファイルを動的にバインディングすることで、複数XMLファイルの横断検索やデータ更新を可能にし、データベースを階層的に構築することができる。

 「ターボサーチ機能」は、タグを指定しての検索(完全一致、前方一致、後方一致、途中一致)や、全文検索、あいまい(類似)検索などに対応。検索方式はN-gram方式で、日本語を含め、英数字、中国語、ロシア語など対応言語を特に選ばないのも特徴。オプションで、XML以外の他文書や他のデータベースの検索も可能になる。

 税別価格は、Windows Server 2003/Windows XP Professional対応のWindows版の実行ライセンスが1CPU当たり450万円、Solaris10対応のSolaris版が同550万円。別途、年間保守サポート費が必要。なお、「Cyber Luxeon」の保守ユーザーには、無償で「Cyber Luxeon Ver.2.0」へのバージョンアップを行う。

サイバーテック=http://www.cybertech.co.jp/
「Cyber Luxeon」=http://xml.cybertech.co.jp/

提供:BCN