エクセルソフト、米インテル製のC++並列化ライブラリーなど

 エクセルソフト(渡辺光敏代表取締役)は、マルチスレッド・アプリケーション開発を簡素化する米インテル製のC++並列化ライブラリー「インテル スレッディング・ビルディング・ブロック 1.0」と、米Jungo社製のデバイスドライバ開発ツール「WinDriver v8.10」を発売した。

 「インテル スレッディング・ビルディング・ブロック 1.0」は、アルゴリズムとデータ構造を並列化して提供するC++ラインタイム・ライブラリー。C++アプリケーションから並列化アルゴリズム・テンプレート呼び出すだけでスレッド化を実装し、インテルのマルチコア・プロセッサの能力を引き出すマルチスレッド・アプリケーションを作成できる。これにより、一般的なデータ構造とアルゴリズムの並列化やテスト、チューニングといったスレッド化実装作業を軽減できる。

 32ビット/64ビットのWindowsやLinux、Mac OSプラットフォームをサポートするほか、Win32やPOSIX、OpenMPのような他のスレッド化テクノロジーと協力して動作する。価格はWindows版、Linux版、Mac OS版とも4万740円。

 「WinDriver」は、USBやPCIのデバイスドライバをユーザーモードで開発するツールキット。OSの内部構造やカーネルレベルのプログラミングの知識がなくても、ドライバの開発ができる。最新版「v8.10」のWindows版では、x86 32ビットとx64プラットフォームでWindows Vista Beta 2以降のサポートを追加した。

 価格は、「WinDriver Windows」が32万2350円、「WinDriver Windows CE.NET」が45万1500円、「WinDriver USB Windows」が45万1500円、「WinDriver USB Windows CE.NET」が51万5550円、「WinDriver USB Device」が32万2350円。なお、「WinDriver」で開発したコードは対応するOS間で互換性を持つ。

エクセルソフト=http://www.xlsoft.com/jp/

提供:BCN