日商エレとテンアートニ、オープンソースのシステム構築で業務提携

　日商エレクトロニクスとテンアートニは2006年8月24日、オープンソースソフトウェアとプラットフォームシステム基盤構築ビジネスで業務提携したと発表した。日商エレは顧客基盤の拡大強化、テンアートニは技術コンサルティングや導入支援による事業拡大を目指す。

　提携では、日商エレの顧客基盤に、テンアートニがLinuxやJavaの技術コンサルティングや導入支援を提供し、両社でエンタープライズ分野におけるシステム設計・開発から保守・運用まで含めたプラットフォームシステム基盤構築の受注増を目指す。

　また、テンアートニが販売する高可用クラスタ「LifeKeeper」の拡販でも協力する。さらに、日商エレの海外ネットワークを活用して、テンアートニの製品を販売。新規ビジネスの顧客開拓、商品開発でも協業してゆく。

　あわせて、人的交流も行い、まず、日商エレの福田敬専務が8月28日付でテンアートニ取締役に就任する。

　テンアートニは8月2日、日商エレを引き受け先とする1万株（総額8億9500万円）の第三を保有して、大塚商会に次ぐ第2位の株主となる。業務提携もその一環。さらに具体的な提携内容については順次発表してゆく予定。【鴨沢　浅葱／Infostand】

日商エレクトロニクス
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