日本IBM、IBM独自の新設計思想とインテルXeonプロセッサ採用のx86サーバー

 日本IBM(大歳卓麻社長)は7月31日、IBM独自の新しい設計思想「Xtended Design Architecture II」(XDAII)を採用し、インテルの最新CPU「Xeon」を搭載した「x86サーバー」の4製品を発表した。7月31日から順次出荷を開始している。

 「XDAII」は、処理量にあわせてサーバー数を拡大する「スケールアウト型」のサーバーに適した設計の「XDA」をさらに拡張し、「x86サーバー」のシステム管理を効率化す設計思想。

 64ビットデュアルコアCPUや高速I/Oの採用で、サーバーのパフォーマンスを向上する「パフォーマンス」、RAIDによるミラーリングやメモリー・ミラーリングで信頼性を向上し、ホットスワップへの対応強化で可用性を確保する「信頼性・可用性」、障害発生をLEDの点灯で視覚的に伝えるLight-Path診断機能による「管理性」、現在主流の32ビット環境や、次世代の64ビット環境に両対応する「柔軟性」の4点が特徴となっている。

 新製品は、「XDAII」を採用し、デュアルコアの「Xeonプロセッサー5000 番台」と「Xeonプロセッサー5100 番台」を搭載し、高性能で低消費電力を実現する。

 IBMダイレクトでの税別価格は、2Uラック型「IBM System x3650」が32万3400円から、1Uラック型「IBM System x3550」は27万9300円から、タワー型「IBM System x3500」は24万5700円から、タワー型「IBM System x3400」で26万4600円から。

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/

提供:BCN