オートデスクが次世代Webマッピングソフト発売、オープンソースソフトに技術サポート

 オートデスク(本社:東京都中央区)は2006年7月13日、インターネット上に地図情報を配信するWebマッピングプラットフォームの最新版「AutodeskMapGuide Enterprise 007」を7月26日発売すると発表した。オープンソースソフト「MapGuideOpen Source」に技術サポートなどを追加した商用版。

 MapGuideは、PHPや.NET、Javaなどを利用してGISアプリケーションを構築できる地図情報配信プラットフォームで、Web経由の地図公開のほか、持ち運び可能なファイル形式でオフラインでのデータ利用もできる。

 同社は、オープンソースコミュニティ「Open Source Geospatial Foundation(OSGeo)」にMapGuideのソースコードを提供しており、このオープンソース版をベースに商用版を開発した。

 OracleやMicrosoft SQL Serverへの接続機能やサードパーティ製のコンポーネントなどを追加したもので、技術サポートや定期的なアップデートなどを提供する。ライセンス価格は無料。1年間の技術サポートなどが含まれるサブスクリプション契約(1CPU、シングルコア)は31万円から。

 同時に、地図情報データの作成を効率化するオーサリングツール「Autodesk MapGuide Studio 2007」を発売する。ライセンス価格は8万5000円。MapGuide(オープンソース版、商用版)で作成したデータをパブリッシュする。【鴨沢 浅葱/Infostand】

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