東京エレクトロン、データベースへの不正アクセスを防止するアプライアンス

 東京エレクトロン(佐藤潔社長)は、米インパーバ社(シュロモ・クレイマー社長兼CEO)と代理店契約を結び、同社のデータセキュリティ製品「SecureSphere」の国内販売を開始した。

 「SecureSphere」は、ネットワーク上に設置するアプライアンス。内部、外部双方からの不正アクセス・操作を監視し、遮断することで、データセンターに保存している顧客情報や決済情報などの機密情報の漏えいを防止する。

 電子商取引などを行うWebサイトに対しては、アプリケーションに対して偽のコマンドを入力し、アプリケーションを誤動作させてデータベース上の情報を取り出す「SQLインジェクション」や「クロスサイトスクリプティング」などの攻撃を防ぐ。イントラネットなどにおけるデータベース・サーバーについては、サーバーへの不正接続や内部ユーザーによる正規アクセス権を悪用したデータ流出を検知・遮断し、重要なデータの漏えいを防ぐ。

 ラインアップは、Webアプリケーションを保護する「SecureSphere Webアプリケーション・ファイアウォール」、データベースへのSQLクエリの監視と不正アクセス遮断を行う「SecureSphereデータベース・セキュリティ・ゲートウェイ」、データベースへのSQLクエリの監視を行う「SecureSphereデータベース監査ゲートウェイ」、複数アプライアンスを一元管理し、レポート機能を提供する「SecureSphere MX管理サーバ」の4製品。それぞれが連携し不正アクセスなどを防止する。

 税別価格は、「SecureSphere G4 Web Application Firewall」が最小構成で567万円から。24時間対応も含めた保守サポートメニューも用意する。

東京エレクトロン=http://www.tel.com/jpn/

提供:BCN