Firefox:シェア拡大続く、Safariは頭打ちか

 米Net Applicationsは3日(米国時間)までに、6月分のブラウザー世界シェア集計を公表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は84.04%(5月は84.16%)に後退。2位の「Firefox」は10.77%(同10.56%)となり、10%乗せ以降もじりじりと勢力を広げている。

 Firefoxは04年11月の登場以降、IEからシェアを奪い続けており、3月には10%を突破。5月は下げに転じたため、頭打ちの懸念もあったが、拡大を再開した。IEは4月に83.88%まで落ち込んだ後、やや巻き返したものの、押し戻されている。調査を開始した04年10月の時点では、IEのシェアは92.31%に達していた。

 一方、米アップルコンピュータの「Safari」は3.19%(同3.26%)となり、頭打ち感が強まっている。最近まで着々とシェアを拡大したが、4月の3.3%をピークに、その後は2カ月連続の下落となった。【南 優人/Infostand】

ブラウザー世界シェアの推移
http://marketshare.hitslink.com/report.aspx?qprid=3