サン、ストレージ・テクノロジーの日本法人を7月1日付けで吸収合併
サン・マイクロシステムズ(サン、末次朝彦社長)は7月3日、日本ストレージ・テクノロジー(日本ストレージテック、臼井洋一社長)を7月1日付けで吸収合併し、両社の事業を統合したと発表した。
今回の日本での事業統合は、05年8月に完了した米サン・マイクロシステムズ社による米ストレージ・テクノロジー社の買収に伴うもの。すでに米ストレージ・テクノロジー社は米サン・マイクロシステムズ社に統合され、新たにサン・マイクロシステムズのストレージ・グループとして活動を開始している。
日本でもストレージ事業を統合することで、サンのネットワーク・コンピューティングと、メインフレームを中心に蓄積されたストレージテックのストレージ関連技術を融合。日本のユーザーにもクオリティの高いデータ管理ソリューションを提供できるようになる。
ストレージテックの「StorageTek」ブランドは、「Solaris」や「Java」などと同様、サンのサブ・ブランドとして存続。サンのストレージ製品のブランドは7月1日から、これまでの「StorEdge」から「StorageTek」へと名称変更する。また、今後は、サンが「StorEdge」として発表済みの製品、日本ストレージテックが発表済みの製品、今後サンが発表するストレージ製品、従来「StorEdge」のブランド名で展開していたソリューションすべてを「StorageTek」ブランドとして提供する。
統合後も、原則として従来の販売モデルを継続。日本ストレージテックが行っていたメインフレーム接続とヘテロ環境接続のストレージに関しては、従来通りストレージ担当営業が継続して対応する。保守サービスは、原則としてサンが既存の契約を引き継いでサービスを提供する。
なお、日本ストレージテックの社員はサンへ移籍し、引き続きストレージ製品の販売とサービス活動を行う。
サン・マイクロシステムズ=http://jp.sun.com/
提供:BCN