NTTデータとサン、システムを最適化するマイグレーション分野で協業

 NTTデータ(浜口友一社長)とサン・マイクロシステムズ(サン、末次朝彦社長)は6月28日、メインフレームなどのシステムを最適化するマイグレーション分野で協業したと発表した。

 今回の協業で、NTTデータの基幹業務分野のインテグレーションとサンのシステムプラットフォームが結びつくことになり、ユーザーにとっては費用対効果が高く、低リスクで新たな基幹業務の構築が可能になる。

 NTTデータでは、大規模システム構築ノウハウを活かし、システムの棚卸しやシステム最適化などのコンサルティング、マイグレーションを含んだシステムインテグレーションの提供を行う。一方、サンでは、サーバー機器やOSなどのプラットフォームソリューションの提供、マイグレーションの検証環境や「Sun Mainframe Transaction Processing Software」と「Sun Mainframe Batch Manager」などで実績を持つマイグレーションソリューションを提供する。

 さらに、システムの最適化・マイグレーションのセミナー開催などの共同マーケティングや個別のユーザーに対する共同でのアセスメントサービス・提案活動なども行う。

 実際のマイグレーション作業は、サンの「マイグレーションセンター」を利用し、実運用レベルのアプリケーション稼働検証作業などに要する期間、費用、リスクなどの各種マイグレーション作業に関連したハードルを下げることができる。

 両社では、今回の協業により、3年間で100億円の受注獲得を目指す。NTTデータは、マルチベンダーとして今後も各ベンダーとの連携を強化、自社と各ベンダーの最適なソリューションを組み合わせ、マイグレーションサービスや関連のSIを提供する。サンは、「マイグレーションセンター」を効果的に活用して、最新の「Solaris 10」環境へのマイグレーションビジネスを推進する。

NTTデータ=http://www.nttdata.co.jp/
サン・マイクロシステムズ=http://jp.sun.com/

提供:BCN