三菱電機、最新CPU搭載のIAミッドレンジサーバー4モデル

 三菱電機(下村節宏社長)は、インテルの最新デュアルコアCPU「Xeon」の搭載し、処理性能を大幅に向上させたIAミッドレンジサーバー「三菱サーバコンピュータ FT8600シリーズ」4モデルを6月13日に発売した。製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジー(MDIT、野村齊社長)が行う。

 ラインアップと価格は、マウント型2Uきょう体の「220Rd」が47万5545円から、マウント型1Uきょう体の「210Rd」が44万8770円から、フロアスタンド型の「200Lc」が42万7350円から、フロアスタンド型の「200Ec」が25万1685円から。

 デュアルコアの「Xeon」搭載により、消費電力の増加を抑えながら、2CPUでも4CPUと同等の多重処理が行えるのが特徴。メモリには新規格のFB-DIMM(Fully Buffered Dual Inline Memory Module)を採用し、従来比で最大50%増の24GBまでの大容量化に対応した。HDDにはSAS(Serial Attached SCSI)を採用し、同時アクセス時の転送性能を約3倍に向上した。

 「インテル バーチャライゼーション・テクノロジー(VT)」に対応した仮想サーバソフトを導入することで、1台のサーバーで複数のOSを同時に稼働させることが可能。そのため、従来は複数のサーバーで稼働していたシステムの統合や新旧OSの混在利用ができる。

 OSは、マイクロソフトの「Windows Server 2003 R2 Standard Edition」と「Microsoft Windows Server 2003 R2 Standard x64 Edition」に対応する。「210Rd」は、FT8600シリーズで初めて2.5インチサイズのHDDを採用し、1Uの薄型サーバーながら6台のHDDを搭載できる。

三菱電機=http://www.mitsubishielectric.co.jp/
三菱電機インフォメーションテクノロジー=http://www.mdit.co.jp/

提供:BCN