ネットワールド、VMware ESX Server向けの災害対策ソリューションを発売

　ネットワールド（中村康彦社長）は、米ビジョンコア（イリノイ州）と代理店契約を結び、同社のVMware ESX Server向けバックアップソフト「esxRanger Professional」とレプリケーションソフト「esxReplicator」を発売した。

　災害対策としてホット・イメージ・バックアップやレプリケーションを行う場合、一般的にはそれぞれのサーバーOSに専用のソフトを導入する必要があるが、ビジョンコア社の製品ではVMware ESX Serverの仮想サーバー環境で、仮想サーバーにソフトをインストールすることなく、データも含めたサーバー全体のバックアップやレプリケーションが行える。

　バックアップ用の「esxRanger Professional」は、VMware ESX Server上の仮想マシンにエージェントソフトを入れずに、稼働中の仮想サーバー全体のホット・イメージ・バックアップができる。また、VMware VirtualCenter管理ソフトウェア製品と連携することも可能。

　レプリケーション用の「esxReplicator」は、仮想サーバーにエージェントソフトを入れずに、仮想サーバー全体を他サイトのVMware ESX Server上にレプリケーションする。また、構成情報やOSのパッチ、データなど、ビジネス継続に必要な情報をすべて連続的に複製できるので、仮想サーバー環境で複数拠点を利用した災害対策も簡単に行える。

　「esxRanger Professional」の価格は、対象VMware ESX Serverの1CPUにつき9万8000円、「esxReplicator」は10万8000円。出荷開始は6月10日。

ネットワールド＝http://www.networld.co.jp/
vizioncore＝http://www.vizioncore.com/

提供：BCN