FreedomHEC ― 1日目
第1回FreedomHEC――Linuxでのハードウェアの扱い方をテーマとする2日間の非公式カンファレンス――がシアトルで幕を開けた。直前にはWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)が開催されており、Windowsに引き続き、Linuxからハードウェア状況を眺める形となった。
初日は、当日の日程を決めることから議論が始まった。そして、SysFSとUdevの概観(Greg Kroah-Hartman)、カーネル開発コミュニティの活動状況に関するセッション(Randy Dunlap)、Linux SCSIレイヤーに関する質疑応答セッション(回答者はSCSIレイヤーを保守管理しているJames Bottomley)、Linuxを使ったオープンソース・ロケット、ストック・カーネルに追加するドライバの入手方法に関する質疑応答セッション(回答者はKroah-Hartman)などが行われた。
会場にはまだ余裕がある。近くにいて2日目に間に合うなら、FreeHEC wikiで登録すれば参加可能だ。
カーネルについて説明するJames Bottomley――クリックすると大きな写真が見られます |
明日2日目にもいろいろなセッションが準備されている。その一つに、Kroah-Hartmanが指導する「実用Linuxドライバの書き方」と題するドライバ製作セッションがある。参加者は、最新のLinuxが動作し、適切なドライバ開発ツール(カーネル・モジュールをビルドするため)を搭載したノートパソコンを持参すること。製作するドライバはUSB温度計用のもので、温度計自体は25ドル。
会場は、シアトルの5th AvenueとCherry Streetの交差点角にあるColumbia Centerビル75階だ。Linuxでのハードウェアの扱い方をカーネルの保守管理担当者から直接学べるチャンスだ。明日が待ち遠しい!
NewsForge.com 原文