加PostgreSQL、レプリケーションソリューションを開発コミュニティに寄贈

カナダの PostgreSQL社は8月26日、 自社のレプリケーションソリューション「eRServer」を PostgreSQLデータベースを開発するPostgreSQL projectへ寄贈 したことを発表した。

PostgreSQL社は、PostgreSQLデータベースの開発Projectからは独立した 営利企業。PostgreSQL関連のサポート、開発等を手掛けている。

eRServerは、single-master/multi-slaveの非同期レプリケーションの ソリューションであり、2001年10月にバージョン1.0が商用ライセンス にてリリースされた。.INFO、.ORGのドメインレジストリの管理システム で使用されているという。PostgreSQL社は自社で開発したクローズドな ソフトウェアをリリース後2年でBSDスタイルのライセンスでコミュニティに 還元することを約束していたが、今回の行動はそれに従ったもの。

エンタープライズ市場を目指すPostgreSQLデータベースにとっては、 重要な機能の一つを得たことになる。