SCOが第3四半期決算発表、SCOsource部門が大きく貢献

SCO Group(NASDAQ:SCOX)は8月14日、2003年第3四半期の 決算を発表した。

SCOが初の黒字計上を記録し、過去最高となった第2四半期に続いて、 純益310万ドル、売上2010万ドルの黒字を計上した。 前年同期は、450万ドルの純損失、売上は1540万ドルだった。 第2四半期の決算は、売上2140万ドル、純利益450万ドルを計上して いたが、それには到達しなかったものの引続き好調な決算を記録した と言える。

売上の内訳としては、OSプラットフォーム部門が1280万ドルの売上と 引続き精細を欠いているが、UNIXライセンス事業のSCOsource部門が 第2四半期に記録した830万ドルの売上からは減少したものの、 730万ドルの売上を記録した。この四半期では、560万ドルの利益に貢献 したという。

第4四半期の見通しに関しては、SCO CEO、Darl McBride氏は、SCOsource 部門の売上が伸びて、全社的な売上は2200万ドルないし2500万ドルになる との見方を示している。

SCOのSCOsource戦略は、IBM、Red Hat、およびLinux関連各社、組織から 激しい非難を浴び、対IBM訴訟でも先週のIBM、Red Hatの反訴により、 劣勢に立ったと見られているが、SCOがライセンスで収益を上げ始めた ことはSCOに攻勢を許すことにつながる可能性がある。

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