SGI、128プロセッサの64ビットLinuxサーバ「Altix 3000」投入へ

SGIは8月5日、 Intel Itanium 2 プロセッサを搭載したの64ビットLinuxサーバ 「Altix 3000」の128プロセッサ版を2004年春にリリースすることを 明らかにした。

SGI Altix 3000シリーズは、Intel Itanium 2プロセッサと 64ビットLinuxを組み合わせたLinuxシステム。1ノードで最大 64プロセッサまで拡張できる本格的な並列Linuxサーバで、複数ノード間 にまたがるグローバル共有メモリの技術および大容量メモリの使用を 可能にするスーパークラスタ構成により、拡張性に優れた高性能な 大規模並列システムを実現している。このAltix 3000シリーズは、 マルチノード構成の並列システムとして東京大学地震研究所(108CPU)に 納入されている他、東京大学生産技術研究所(64CPU) 5月7日の記事)などに導入されている。

今回、SGIが明らかにしたのは現行の1ノード64CPU構成のAltix 3000 ファミリーを各地の大学や研究機関で128CPUのテストを繰り返し、 来春には128CPU構成としてリリースするというもの。このテストを 行うのは、米海軍研究所、Pacific Northwest National Laboratory、 オーストラリアのクイーンズランド大学、オーストリアのヨハネス・ ケプラー大学などで、最初のテスト結果は9月にも公表される。