エッジ、LindowsOS 4.0 日本語版の発売日、価格を発表

エッジ(代表取締役社長兼最高経営責任者 堀江 貴文)と Lindows.com, Incの両社は7月22日、都内で製品発表会を開催し、 「LindowsOS 4.0 日本語版」の発売日および価格を発表した。

Lindowsは、MP3.comの元CEO(最高経営責任者)であるMichael Robertson氏が 率いるLindows.comが、Debian GNU/Linuxをベースに開発した低価格な デスクトップ向けのOS。開発当初は、オープンソースのWindows エミュレーションプロジェクト「Wine」を基盤として、Windowsを 買わなくともWindows上で動作するアプリケーションを使用できるという 点をアピールしていたが、現在はアプリケーションを定額で無制限にダウンロード できる「Click-N-Run」をもっとも大きな特徴としている。

エッジは5月に LindowsOSの日本国内独占販売権を取得したことを発表していたが、 今回、Lindows.comのCEO、Michael Robertson氏も同席して、 8月29日より全国の小売店でパッケージ販売することを発表した。 Webからのダウンロード販売についても検討中。 価格は、「LindowsOS 4.0日本語版」が6,800円、 Click-N-Runが付属した「LindowsOS 4.0日本語版Plus」が1万4,800円となる。 Click-N-Run単体では年額9,800円となり、2年目以降は更新料として 9,800円を支払えば引続きClick-N-Runを利用できるが、支払わなければ Click-N-Runでのアプリケーションのバージョンアップを行なえない。 一般家庭向けの「ファミリーライセンス」も用意され、1パッケージで 家庭内全てのPCで利用できる。

日本語版では、Mozillaの もじら組によるパッチ検証用独自ビルド「 Wazilla」をブラウザとして 採用し、メーラー「Sylpheed」などのお馴染みのソフトウェアも利用できる 他、日本語入力環境として「ATOK」、WordやExcelと互換性のある Officeツール「StarSuite」を備える。また、渡辺フォント問題で一躍 有名となったタイプバンク社の日本語フォントセットも搭載する。

エッジでは、Lindowsによる今後1年間でデスクトップOS市場のシェア5%確保を 目標として掲げている。