Oracle対PeopleSoft:どちらにしても勝者はLinux

Oracleは、Linux擁護を声高に唱えている。PeopleSoftは、自社のすべてのアプリケーションをLinuxに移植することに励んでいる。OracleがPeopleSoftの買収に成功しようがしまいが、企業におけるLinux採用が加速されることに変わりはないだろう。

OracleのLinuxへの情熱が信じられないなら、今週のeWeekに掲載された「Oracle Closes In on ‘Unbreakable Linux’」を読んでほしい。

一方PeopleSoftは、前述のとおり、自社のすべてのアプリケーションをLinuxに移植することに懸命だ。

この2社が尋常でなくLinuxにのめり込んでいるのは明らかだ。その理由の1つは、自社が著作権を持つソフトウェアのベースとして「フリー」のOSを使用することで、顧客に対しては若干低いトータル導入コストを提示でき、なおかつ利益を確保できるからだ。

さらに、この2社が、MicrosoftによるGreat Plains Software and Navisionの買収に懸念を抱いているのも確かだ。なぜなら、この買収によってMicrosoftはビジネス・ソフトウェア製品を手札に加え、ゆくゆくは、Linux市場で製品を販売している多くの企業やSAPはもちろんのこと、PeopleSoftやOracleに競争を仕掛けてくるだろうからだ。

OracleがPeopleSoftを買収したいという意向を明らかにするまでは、PeopleSoftはJ.D. Edwardsという企業を買収しようとしていた。PeopleSoftは、Oracleからのありがたくないラブコールをかわせたなら、J.D. Edwardsを買収するだろう。どうやらJ.D. Edwardsもまた、かなりのLinux推進企業のようだ。

混乱した状況ではあるが、結局のところ、Microsoftが所有しないほとんどすべての主要なビジネス・ソフトウェア・ベンダは、Linuxを採用するということだ。Linuxをいいように利用したり、Linuxにおべっかを使ったりするのではなく、実際にLinuxをベースに製品を構築し、家族経営の小売店から多国籍大企業に至るビジネスを対象とした、柔軟で低価格、そしてセキュアな、最良のサーバ・プラットフォームとしてのLinuxの普及を積極的に推進するのだ。