MySQLとNetWare──MySQL社のDavid Axmark、Larry Stefonic両氏とのインタビュー
両社は昨年9月、Novell社に商用ライセンス協定と、MySQLをNetWare 6.5製品に同梱する権利を与える長期契約を結んだ。各Linuxベンダとの協定を始め、ほかのすべての配布協定では、MySQLはGPLライセンスに基づいて配布されているが、Novell社の協定はそうなっていない。このため、顧客はNetWare上のMySQL用に書いたコードを公開する必要がない。Axmark氏は、オープンソースのライセンス条件が企業に「使い心地の悪い」思いをさせており、ライセンスの混乱のせいで導入先が限定されることは望ましくないと述べている。
NetWareはここ1、2年で、オープンソース・アプリケーションに対応するための準備を進めてきた。現行リリースのMySQL for NetWare 6 が公開されてほぼ半年になる、とAxmark氏は語る。今年の夏には、MySQLバージョン4.0がNetWare 6.5に同梱される。Axmark氏によると、タイミングによっては、4.1ベータ・リリースも同梱される可能性がある。
Novell社に気に入られるために、MySQL社はボトムアップ戦略をとった。Axmark氏がNovell社のビジネス開発および開発者支援グループと接触し始めたのは2年以上前のことである。Novell社内でMySQLを進んで支持してくれるNovell社員が何人か見つかると、Axmark氏と上席副社長のLarry Stefonic氏は戦略を押し進めた。「我々は企業にもっと進出したいと考えていた。」Stefonic氏は言う。「そして、Novell社はオープンソース・コミュニティにもっと進出したいと考えていた。」
「我々の企業への進出は、まだ始まったばかりだ。」MySQLにはGoogleやYahooなどの顧客が付いているにもかかわらず、Axmark氏はそう言う。「今や我々は信頼を得つつあるが、企業にはパフォーマンス、信頼性、およびスケーラビリティに関して、オープンソースに対する懸念が残っている。」Axmark氏とStefonic氏は、Novell社との提携により、企業に進出する多くの機会を得て、さまざまな地位の管理者の関心を引くことができると信じている。
Novell社の人々は、MySQL社をかなり手厚く扱っている。BrainShareの前の週には、MySQLのユーザ会議に6人のNovell社員が出席し、デモを行って好評を得た。MySQL社は、BrainShareの展示会場の自社ブースに人を配置して、プログラマ向けにいくつものプレゼンテーションを行い、幹部が取材に応じられるようにした。
今や両社には、土台となる共同開発の実績がある。NetWareへのMySQLの移植は、「我々の側にはたいした負担ではなかった」とAxmark氏は言う。「しかも、大部分の作業はNovell社の人々がやってくれた。」次は、管理ツールとサードパーティの開発グループ支援を押し進める予定である。
James E. Gaskinは技術と人生について本を書き、記事を書き、ジョークを書く。オープンソースの世界でのコンサルティングと執筆には、14年前、『Unix Today!』(のちの『Open Systems Today』)のコラムニストとして第1歩を踏み出した。