アイ・ペアーズ、軽量・安定の国産モーションキャプチャー補正ソフト『n-Links Retarget』を発表

ヤマハ株式会社『GPAP』連携に対応バーチャルプロダクションの制作効率と柔軟性を大幅に向上

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140958/13/140958-13-bd43a82503f7dc6a3eba6a0cdab53d0b-1924×1127.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

製品ページURL:https://i-pairs.co.jp/service/n-links/

アイ・ペアーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 衛)は、CGキャラクターによるライブ等のリアルタイム収録に最適なモーションキャプチャー補正アプリケーション『n-Links Retarget(エヌリンクス リターゲット)』を発表いたします。

  VTuberやバーチャルキャラクターによるライブ等では、モーションキャプチャーシステムにより人間の演者の背の高さや腕・足の長さで収録されたデータを、CGキャラクターの背や腕・足のボーンに違和感なく変換する「リターゲット処理」が欠かせません。

このたび当社が開発した『n-Links Retarget』は、ライブやTV番組・映画の制作現場で長年数多くのモーションキャプチャー収録を行う当社のノウハウを活かした自然なリターゲット処理を組み込み、運用するオペレーターの利便性、マルチプラットフォーム対応でタブレットでも動作する軽量さ、長時間収録に耐えうる安定性・冗長性を備えた新世代のリターゲットソフトウェアとなります。

■『n-Links Retarget』概要
・光学式/慣性式モーションキャプチャーデータのリアルタイム制御に最適。
・Windows/Mac対応。iOS/Androidタブレットでも動作可能。
・VRM/FBX等各種3Dモデルファイルの読み込み対応。
・自動で自然なリターゲット。頭や身体の向き、足の接地、腕の位置の追加調整も簡単。
・リターゲット後の動きを画面でプレビュー可能。VRMの揺れものにも対応。
・複数送信元からのモーション受信に対応。OptiTrack/Xsens混在も可能。
・最大120Hzの高フレームレートでモーションリターゲットデータを送信可能。
・複数のレンダリングシステムへのリターゲットデータ同時送信に対応。
・バックアップ用に2台でリアルタイム同期可能。PCとタブレットなど別OS間も可。
※詳細はこちら:https://i-pairs.co.jp/service/n-links/

■ヤマハ株式会社『GPAP』と連携、モーション・表情データの記録・後編集が可能に
『n-Links Retarget』と、ヤマハ株式会社が開発するマルチメディアデータの記録・再生技術『GPAP(ジーパップ)』との連携により、モーションキャプチャーデータを汎用的に記録・編集・再生可能とする新技術を共同開発いたしました。
『n-Links Retarget』はOSC(Open Sound Control)形式でリターゲット後のモーションキャプチャーデータを送出します。『GPAP』がこれを受信することで、オーディオデータ同様にDAW上でモーションデータの録音・再生・カット&ペースト編集・バージョン管理が可能となります。
従来は再収録が必要であったモーション・表情データの後編集(差し替え、タイミング調整など)が可能となり、制作フローの柔軟性が大幅に向上いたしました。

『GPAP』との連携についてはヤマハ株式会社のリリースをご覧ください。
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2025/25070201/

■『n-Links』について
『n-Links(※商標登録出願中)』は3Dモデルを使用したコンテンツ制作において、従来のリアルタイムモーションキャプチャーで懸念される技術的負荷(機材・人材)を簡易化およびシステムトラブルの可能性を低減することで、システムの安定性と低コスト化を実現し、個人・法人を問わず幅広いユーザーがリアルタイムにコンテンツを発信できるようにすることを目的として開発されたアプリケーション群です。
『n-Links Retarget』の他、表情操作アプリケーション『n-Links Facial』も今回同時にリリースいたします。音声入力によるリップシンクに対応し、キーボード操作以外にゲームコントローラーのアナログ操作による柔軟な表情コントロールが特長です。

各ソフトウェアの紹介はこちらの動画をご覧ください。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=-IwZmM6R-mw ]

実写とCGをリアルタイムで合成するバーチャルプロダクションにおいてパフォーマンスキャプチャーを使用する場合も、『n-Links』は最適なソリューションとなります。
当社が映像制作を担当する映画『Semi Exp.』においても、本技術の導入によりモーション撮影時間の大幅な短縮を実現しております。

『n-Links Retarget』および『n-Links Facial』につきましては、本日より『n-Linksソリューション』として法人様向けにサービスの提供受付を行ってまいります。個別アプリケーションの一般販売につきましては、2026年以降を予定しております。

■『n-Links』+『GPAP』技術体験会を7月26日(土)に実施
『n-Links』アプリケーションの機能紹介や『GPAP』との連携を実際にご覧いただける技術体験会を2025年7月26日(土)に「qooop Virtual Studio」にて実施いたします。
モーションキャプチャー収録の制作フローを大きく変える技術をぜひご覧ください。
法人様・メディア関係者様で技術体験会に参加ご希望の方は、当社ホームページのフォームよりお問い合わせください。

☆『qooop Virtual Studio』所在地
〒112-0012 東京都文京区大塚5丁目9-2 新大塚プラザ5階(トメロンスタジオ)

■『n-Links』についてのお問い合わせ
『n-Links』各アプリケーション・ソリューション、技術体験会に関するお問い合わせにつきましては、下記のフォームよりお願いいたします。
https://i-pairs.co.jp/contact/

■『n-Links Retarget』動作確認済みモーションキャプチャーシステム
・『OptiTrack』(光学式モーションキャプチャーシステム)
 株式会社スパイス
 https://mocap.jp/optitrack/
・『Xsens』(慣性式モーションキャプチャーシステム)
 株式会社HELTEC センシング事業部
 https://sensing.heltec.co.jp/product/movella/xsens-mvn/
※他モーションキャプチャーシステムも順次対応予定。

■アイ・ペアーズ株式会社について
アイ・ペアーズは、最先端のマルチメディアコンテンツを一元提供する「デジタルコンテンツ特化型クリエイティブカンパニー」です。音楽・音声・映像制作やバーチャルプロダクション・3DCG等、コンテンツ制作の豊富な実績に加え、既存サービスの多言語対応やサービス企画/システム開発にも対応。DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する様々なお客様のニーズにお応えするプロフェッショナルサービスを、高品質かつリーズナブルな価格設定でご提供しています。
ホームページ:https://i-pairs.co.jp/
X(旧Twitter):https://x.com/ipairs

リリース詳細
提供元: PR TIMES