~仕訳データ化だけでなく、ルール設定、組織別の設定、Googleドライブとの連携設定も可能~
メタアルケミスト株式会社(本社:東京都武蔵野市、代表取締役:高松拳人、以下「当社」)は、生成AIを活用して画像・PDFの経理関連資料を読み取り、自動で仕訳データを出力する仕訳入力支援クラウドツール「ALL UP」のベータテスト(試用評価)を開始します。本ベータテストは2025年9月30日までの期間で実施し、無料モニターとしてご参加いただける会計事務所・事業者様を募集しています。
【ベータ版「ALL UP」の主な機能】
・生成AIによる資料読み取りと仕訳データ化
レシート・請求書・クレカ明細・通帳明細のスピーディーな仕訳データの生成を実現(※1)
・会計ソフト取込可能なデータ作成と仕訳ルール設定機能
会計ソフト(マネーフォワード・freee・弥生)への取り込みが可能な形式で出力し、仕訳ルール設定にも対応
・組織別の設定機能
部門別・顧問先別といった単位で管理可能な柔軟な設定
・Google ドライブとの連携による自動処理
指定したフォルダと連携することで、ファイル名の自動整理および内容のデータ化を実行
・契約書・名刺のテキストデータ化と管理表生成(※2)
重要情報を要約・整理し、編集可能な管理表として出力
※1:資料の状態や種類により読み取り精度が影響を受ける場合があります。
※2:契約書は全文ではなく、契約条件などの管理に有用な情報を要約・データ化します。
【開発の背景】
バックオフィス業務の煩わしさは、中小企業や個人事業主にとって依然として大きな負担となっています。特に経理業務については、レシート・請求書・クレジットカード・通帳明細などの紙やPDFの資料は、年間を通じて頻繁に発生するため、会計ソフトへ入力する作業に大変な労力がかかります。
そのような負担を軽減する方法として、クラウド型の会計ソフト等では、API連携やAIを利用した仕訳入力の機能が登場して、多機能・高度化が進んでいます。その反面、ライトユーザーにとっては、会計ソフトの複雑な操作に慣れることができない上に、利用状況に見合わない料金が設定されていて、リーズナブルではないと私たちは考えています。
そうした状況の中で、目覚ましい発展を遂げている生成AIを利用することで、上記の課題解決に貢献できると確信し、資料を生成AIの活用によって「誰でも・すぐに・安価に」仕訳データ化・一元管理できるSaaS「ALL UP」を開発しました。
当社はGoogle Cloud Partnerに認定されており、受託開発を中心に事業を展開しております。「ALL UP」は当社の初の自社プロダクトであり、開発経験豊富なフルスタックエンジニアが、クラウド型の会計ソフトに精通している税理士の協力を得て、短期間・低コストで企画開発されました。今後のベータ版の検証を経て、年間基本料6,000円(税抜)+資料1枚あたり2円というリーズナブルな料金体系での提供を予定しています。
【ベータテストにご興味をお持ちいただいた事業者様へ】
ベータテスト(試用評価)にご参加希望の事業者様は、メタアルケミスト株式会社のお問い合わせフォームより、ご連絡ください。なお、同業他社様からのお申込みはお断りをさせていただく場合がございます。
https://meta-alchemist.co.jp/contact/
【今後の展望】
ALL UPは、今回のプロダクトにとどまらず、企業・個人の業務情報をデータベース化して横断的に活用できるツール開発を目指しています。
今後は、ひとり法人などの小規模法人・個人向けの会計ソフト機能の実装を予定しています。
【関係者のコメント】
メタアルケミスト株式会社
代表取締役 高松拳人(保有資格:Google Cloud Professional Data Enginner)
当社は2024年に設立されたばかりのIT企画開発のスタートアップです。生成AIによってプロダクトの開発効率が高くなり、少数でユニコーン企業を生み出せると言われているなかで、当社もスタートアップとして自社プロダクト開発にトライするため、ALL UPを企画して短期間で開発しました。今後もGoogle Cloudを活用した開発案件に積極的に取り組んでいきたいと思います。
IGA会計事務所
所長 林俊之(保有資格:公認会計士・税理士)
生成AIの発展によってAGI(汎用人工知能)が誕生すると、経済社会に大きな影響を与えると言われています。このような変化が激しい時代のなかで、生成AIをバックオフィス領域の業務の現場でどう活用するかはエキサイティングなテーマです。メタアルケミスト社のALL UPは会計ソフトへのバージョンアップを予定しており、今後の展開がとても楽しみです。