自動運転・地図・測量・自治体など幅広い業界向けに、年間ライセンスで提供
株式会社マップフォー（本社：愛知県名古屋市、代表取締役：田中 一喜、以下「マップフォー」）は、自動運転・地図作成・測量・自治体など幅広い業界に向けて、3次元点群と画像の解析技術を用いたベクターマップ自動生成ソフトウェア「Vector Map Generator」を開発し、2025年6月30日より年間ライセンスの提供を開始することをお知らせします。
開発背景
従来、自動運転システムやシミュレーターなどで活用が進むベクターマップの作成においては、対象物の検出・分類、作図の作業に多くの手作業が必要とされ、時間とコストが課題となっていました。この度、提供開始するVector Map Generatorは、マップフォーが自動運転分野で培ってきた3次元データ解析技術と画像処理技術を融合することで、これらの煩雑な作業の大幅な効率化を実現しました。Vector Map Generatorを活用することで、高精度なベクターマップを簡単に自動生成することができ、業務効率の向上に大きく貢献します。
「Vector Map Generator」の主な機能
ベクターマップとは、道路、建物、標識等の地物の地理空間情報を、点・線・面といった図形要素と、それらに付随する属性情報を用いてデジタルに表現した地図です。Vector Map Generatorは、3D LiDARとカメラで取得したデータから、次の機能を用いて高精度なベクターマップを自動生成します。
点群データの解析
センサーで取得された点群データから、対象物の位置や形状、サイズなどの特徴量を自動で検出します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62080/23/62080-23-91fdd86c41dee9af814de50b893a33f2-3900×2600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像による分類
カメラ画像から、画像認識技術によって検出された対象物を、その形状やサイズ、色に基づいて標識・信号などのカテゴリに自動で分類します。
情報の統合とベクターデータの出力
点群解析による3次元情報と画像認識による意味情報を統合的に処理することで、地理情報システム（GIS）などで利用可能な高精度なベクターマップを自動的に生成します。
ベクターマップの活用例
高精度なベクターマップは、さまざまな業界で活用が進んでおり、現場業務の効率化や自動化、高精度化に貢献しています。
自動運転・モビリティ
車両の自己位置推定や経路計画、周辺環境の高精度認識に活用されています。
インフラ点検・都市整備
道路や標識の維持管理、都市開発における現況把握に役立てられています。
シミュレーション・XR
仮想空間の再現や運転トレーニング、都市設計のシミュレーションに活用されています。
公共安全・防災
交通事故現場の俯瞰図を、第三者へ正確かつ迅速に伝えるために活用可能です。
マップフォーは、今後も3次元データの高度な解析と応用を通じて、社会に新たな価値を創出することを目指します。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/62080/23/62080-23-83b32703784915993e1e8631de16ef1d-1416×258.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社マップフォー
3次元地図・環境認識技術を社会実装する目的で2016年に設立されました。「社会の変革と創造へ、技術で導く。」をビジョンに、自動運転分野をはじめ、測量、インフラ、ロボティクスなど幅広い分野に、実世界のあらゆる3次元空間情報の認識技術「空間知能」を提供しています。
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