Dynatrace、予防的運用によってAIOpsを革新

新たなAI機能によりITの問題を予測・防止し、解決時間とコストの削減を実現

エンドツーエンドのオブザーバビリティ(可観測性)およびセキュリティ分野のリーダーであるDynatrace(NYSE: DT、日本支社:東京都千代田区、日本支社代表執行役社長:徳永 信二)は、同社のAIエンジンであるDavis(R) AIの大幅な機能拡張を発表しました。これにより、企業はリアクティブなAIOpsから真の予防的な運用へと移行することができます。今回強化された機能によって、企業はAI主導の自動化を通じて潜在的なインシデントを発生前に予測・防止できるようになり、同時に、問題が発生した場合は迅速な調査を行うことで、自動修復を強化することが可能となります。

デジタルサービスの複雑化と分散化が進むにつれ、IT運用に対する従来のリアクティブなアプローチではもはや十分とは言えなくなっています。企業は、数百万ドルの損失やブランドの評判を損なう可能性があるサービス停止を未然に防止しなくてはならないという、かつてないプレッシャーに直面しています。

Dynatraceは、10年以上にわたりAI主導の運用をリードしてきました。他のアプローチは依然として相関分析やチャットボットに依存していますが、Davis AIは正確な根本原因の分析を提供し続けています。Davis AIの予測、因果関係、生成AIの最新の機能強化は、次のとおりです。
– Dynatraceは、AIを活用した成果物の生成を可能にし、自動修復ワークフローを強化します。例えば、DynatraceはKubernetesのデプロイメントリソースを生成し、実際の使用状況に基づいて制限を調整することで、プロビジョニングの過不足を防止します。
– Davis AIは、自然言語による説明とコンテキストに基づく推奨によって、自動的な根本原因分析を強化します。過去のインシデントの分析に基づいて、明確な問題の概要、具体的な修復手順、関連するベストプラクティスを提供します。これにより、平均復旧時間(MTTR)の短縮を実現するとともに、インテリジェントなナレッジベースが構築されるため、チームは過去の経験から学び、知識損失のリスクを軽減することができます。
– 上記の機能は、将来の動きを予測するDavis AIの予測AI機能と組み合わせることで、真の予防的な運用を可能にします。これにより、チームはオブザーバビリティデータ、AIが作成した成果物、Dynatraceの自動化機能を1つのプラットフォーム上で即時に利用し、問題を発生前に防ぐための予測にアクセスできるようになります。これにより、Dynatrace AIOpsはIT運用を超えて拡張され、プロアクティブなファイアウォール設定などのセキュリティユースケースにも対応できるようになります。

予防的運用がもたらす顧客価値
大手デジタル銀行および金融プラットフォームであるNEQUIの最高執行責任者、Andrea Gonzalez氏は次のように述べています。
「当社は、お客様に最高水準のデジタル体験を提供することを使命としています。そのためには、継続的なサービスの信頼性を確保するプロアクティブなアプローチを採用する必要があります。DynatraceのDavis AIは、潜在的な問題をリアルタイムで特定するために必要な自動的なインサイトを提供し、私たちのチームにとって不可欠な存在となっています。今回の強化によって、これらの機能はさらに向上し、今までにない予測分析が可能となります。その結果、私たちはお客様に影響を与える前に、よりプロアクティブに問題を防ぐアプローチを取れるようになるでしょう」

業界の専門家からの知見
Constellation Researchのバイスプレジデント兼プリンシパルアナリストであるAndy Thurai氏は次のように述べています。
「自然言語処理(NLP)インターフェースは、AIOpsにとって画期的な変革をもたらしました。これにより、インシデント対応者はオブザーバビリティデータを確認し、インシデントの根本原因を特定することができます。これはシステムを完全に理解している経験豊富な担当者の介入を待つ必要がなくなるという点で大きな利点です。大規模言語モデル(LLM)がIT運用(ITOps)特有のデータで学習され、企業特有のオブザーバビリティテレメトリによって強化されることで、生成AIは入力されたテレメトリデータを即座に理解し、専門知識を持つ担当者のサポートなしでも迅速にアクションを起こすことが可能となります」

Dynatraceのビジョン
DynatraceのCTOであるBernd Greifenederは次のように述べています。
「リアクティブな運用から予防的な運用への移行は、AIOpsの次なる進化を示しています。高度なAI機能をさらに強化することによってDynatraceは、グローバルなエンタープライズ顧客にとって、知的で問題解決に優れたパートナーとしての地位を確立しつつあります。正確なコンテキストデータと高度なAI機能を組み合わせることで、企業は真の意味でプロアクティブな運用体制を構築できるようになります。このことは、問題の早期検出や迅速な解決にとどまらず、そもそも問題が発生しないようにすることを意味しています」

拡張されたDavis AIの機能は、今後90日以内にDynatraceから一般提供を開始する予定です。新機能の詳細は、ブログ(英語)をご覧ください。
https://www.dynatrace.com/news/blog/advancing-aiops-preventive-operations-powered-by-davis-ai/

※この資料は、米国マサチューセッツ州で2025年2月4日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

Dynatraceについて
Dynatrace (NYSE:DT)は、世界中のソフトウェアを完璧な状態で運用するために存在します。Dynatraceの統合プラットフォームは、広範で深いオブザーバビリティ(可観測性)と継続的なランタイムアプリケーションセキュリティをDavis(R) ハイパーモーダルAIと組み合わせ、膨大なデータから得られる“答え”とインテリジェントオートメーションを提供します。企業のイノベーションを支援、クラウド運用の近代化(モダナイゼーション)と自動化を実現し、より迅速かつ安全にソフトウェアを提供して、完璧なデジタル体験を可能にします。世界有数の大手企業が、Dynatrace (R)プラットフォームを信頼し、デジタルトランスフォーメーションの推進のために活用しています。詳細についてはこちら( https://www.dynatrace.com/ja/ )をご覧ください。

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リリース詳細
提供元: PR TIMES