世界で224ブランドが導入済み!豪エシカル評価機関の国際基準ツールを国内で販売開始。Good On You(R)の評価向上を通して、ファッションの透明性とサステナビリティの向上をサポート。
社会の仕組みをサステナブルにアップデートする事業を展開する株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)は、ファッションブランドのエシカル度レーティングを公開するサイトおよび同社のファッションSX事業である「Shift C(シフトシー)powered by Good On You」において、世界最大級のエシカル評価機関である「Good On You(R)」の開発したファッションブランドのサステナブル経営のためのガイドツール「Good Measures」を国内ブランド向けに2024年11月1日より、正式にサービス提供開始することをお知らせします。
1.ファッションブランドにとってサステナビリティ対応の重要性
現在、ファッション産業が環境への影響を及ぼしていることへの認識が世界的に広がり、その影響に対する関心が高まっています。環境省の「サステナブルファッション※1」によると、日本国内では一日あたり約120台分の大型トラックに相当する服が焼却・埋め立て処分されています。このような状況に対し、ファッション産業の消費とサプライチェーンのシステムを見直し、持続可能な方向へと変革することが急務です。
さらに、環境への影響だけでなく、ファッション産業のサプライチェーンは多くの発展途上国や新興市場に依存しており、ジェンダー平等や労働環境の安全性、生活賃金など、複雑な社会的課題も抱えています。
こうした背景から、フランスでの「衣類廃棄禁止令」(2022年施行)や米国ニューヨーク州での「The Fashion Act」、欧州委員会の「Directive on Green Claims」(2023年採択)など、欧米での法整備が進展しています。この動きを受けて、アジアやアフリカの生産市場でも対応が求められる状況が続いています。ブランドによるサステナビリティの取り組みと情報開示は、これまでの努力義務から必須事項へと変わりつつあります。
日本でも、2024年3月に経済産業省より「繊維製品の環境配慮設計ガイドライン」※2が発表され、欧州のルール化に対応する取り組みが本格化しています。国内ブランドには、消費者に誤解を与えることなくサステナビリティへの取り組みを伝えることが一層求められています。消費者がインフォームドチョイス(十分な情報をもとにした選択)を行うためには、ブランドの透明性が不可欠です。
「Good Measures」は、ファッションブランドが消費者の知る権利を尊重し、透明性を高めるためのサポートツールとして開発されました。私たちは、国内のファッション市場において、ブランドの情報開示を支援するこのツールが今、必要とされていると確信しています。
※1 https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
※2 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/fiber/pdf/20240329-2.pdf
2.Good Measuresについて
「Good Measures(以下、GM)」はオーストラリア発の世界最大級のエシカル評価機関「Good On You(R)(以下、GOY」が提供するサービスの一つです。2022年より提供が開始された本サービスでは、ユーザーブランドが各自に割り当てられた専用サイトで、自ブランドのGOY評価の詳しいスコアリングや各評価項目のパフォーマンスを確認することができます。
また、各評価項目において、新たに対応したものがあれば、その都度、本サイト内でGOYのアナリストチームへ関連情報やエビデンスを提出することができ、各自でGOY評価の向上を図ることができます。(通常、専門アナリストチームが定期的に各ブランドのGOY評価の見直しをブランドの公開情報を基に行っています。)
GM紹介動画(英語のみ)はコチラ。
UPDATERでは、2023年6月にGOYとの連携を発表、同年12月には公式HPを開設し、「Shift C (シフトシー)」を同社SX※3サービスのファッション領域事業として立ち上げました。以来、より多くの日本国内ブランドのGOY評価と周知を推進してきましたが、この度、日本国内に拠点を置くファッションブランド向けにGMの申し込み受付と提供を正式に2024年11月1日 より開始いたします。
Shift Cでは2024年6月に国内の一部の企業・法人向けに本サービスの説明会を行い、これまでに一部の国内ブランドに当サービスのトライアルに参加していただきました。これらのトライアルブランドから回収したフィードバックを基に国内ブランドのニーズや当サービスの課題などを洗い出し、UPDATERの強みであるSXソリューションを組み合わせ、独自のユーザープランで国内ブランド向けに提供いたします。
※3 サステナビリティ・トランスフォーメーション
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50516/206/50516-206-2a1ef240bba4a13983d7273cd56758b8-1852×821.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
GM使用中の画面イメージ
3.ShiftCで展開するGood Measuresのプランについて
【ユーザープランについて】
今回正式に提供を開始するユーザープランは以下の3つです。 (プランごとに提供するサービスの種類が異なります)
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50516/206/50516-206-4e5fb20233ee1d22a358f7d45cefeb14-1600×825.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【主な提供サービスについて】
– GMサイト利用:各ブランドに割り当てられる専用サイトにアクセスができ、自ブランドのGOY評価の詳細を確認、対応項目の更新が可能。
– LPテンプレ提案:GOY評価基準を基にブランドウェブサイトのランディングページの参考例を独自に提案。(※注;GOY評価の向上を必ずしも保証するものではありません。)
– SXサービス・キャンペーン案内:UPDATERの持つその他のSXサービスをGMユーザーブランド向けに特別価格でご案内。(※ご案内できるキャンペーンはSXサービスの種類および時期によって異なります。詳しくは事務局までお問い合わせください。)
– 長期契約割引:スタンダードプランをご利用のユーザーは2年以上の継続契約で、2年目以降の当プラン利用料を10%割引。
– 透明性向上サポート:ユーザーブランドのサステナビリティへの取り組み(サプライチェーンにおける配慮やその他環境・人権への取り組みなど)をShiftCのメディア編集チームが取材・記事化し、外部コミュニケーションの材料を提供。
※各プランのご利用料金と提供サービスの内容は予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。
【Shift Cが提供する国内ブランド向けGMご利用のメリット】
– グローバル基準でのマテリアリティ把握と分析が可能になり、自社ブランドの目標・ターゲット設定が容易に。
– GOYアナリストチームによる公正な評価とGM利用による評価の向上を通して、ブランドの透明性も向上させることができ、消費者からの信頼を得ることができる。
– UPDATERによるSXサービスを組み合わせることにより、包括的なサステナビリティ経営への取り組みが可能になり、企業のよりサステナブルな成長だけでなく、従業員のエンゲージメントを向上・維持することができる。
※GMをご利用いただくためにはGOY評価済みであることが前提となります。未評価ブランドがGMを利用する場合は、まずShift C事務局が該当ブランドの評価依頼をGOYアナリストチームに提出し、約6~8週間後に評価プロセスを終えることが前提となります。詳しくは事務局までお尋ねください。
4.「Shift C」 について
Shift Cは、日本のファッション市場において、根拠のあるサステナビリティを実現し、消費者が望むエシカルな消費判断や選択を簡単にできる環境を提供したいとの思いから、株式会社UPDATERが世界最大級のエシカル評価機関であるGood On Youと2023年に提携を発表し、立ち上げたSXサービス事業の一つです。
同事業のウェブサイトはGood On Youのデータベースと連携しており、グローバルブランドを含めた6,000以上(うち日本国内ブランド約500)※4のエシカルスコアを5段階(素晴らしい・良い・ここから・まだまだ・他の選択を)で簡単に確認することができます。消費者はShift Cを利用することで、客観的かつ公平にレーティングされたファッションブランドの中から、自身の価値観と照らし合わせた購買活動を実現できるようになります。
また、同サイト内ではサステナブルファッションへの学びを深めるためのLearningコンテンツもあり、インプットのためのメディアとしても日々活用いただくことができます。
※4 2024年9月末現在
株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人・個人向けに SXサービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなエアー」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度 NIKKEI 脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。
株式会社UPDATER 会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 14億797万8千円(資本準備金:21億4217万8千円) ※2024年3月31日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト: https://www.updater.co.jp/
本件のお問い合わせ先
株式会社UPDATER 共創・コミュニケーション部 菊川・豊島
TEL:03-6805-2228(受付時間 平日 11:00~15:00)
E-mail:pr@minden.co.jp