業界で最も幅広い生成AIソリューション ポートフォリオにより、企業に柔軟なAIソリューションを提供
当資料は、2024年10月10日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文:https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2024~10~amd-advancing-ai.htm#/filter-on/Country:en-us
ニュースの概要
– 「Dell AI Factory」に新たなインフラストラクチャー、ソリューション、サービスを網羅したソリューションが加わり、エンタープライズ企業のAI導入を簡素化・迅速化
– 第5世代AMD EPYCプロセッサー搭載の新しい「Dell PowerEdge」サーバー5機種が、業界をリードするAIパフォーマンス、効率、柔軟性の大規模な展開を実現
– 「Dell Generative AI Solutions for AMD」がAIの導入を簡素化し、価値実現までの期間を大幅に短縮
– 「Dell Enterprise Hub」で新たに「Dell PowerEdge XE9680 with AMD Instinct(TM) MI300X アクセラレーター」がサポートされ、LlamaおよびMixtralの最新モデルの安全な導入を実現
– 「Dell Implementation Services for Generative AI」は、管理が容易でセキュアなオンプレミスAIプラットフォーム ソリューションを提供し、AIのイノベーションを加速
2024年10月10日、カリフォルニア州サンフランシスコ『AMD Advancing AI』発:
デル・テクノロジーズは、業界で最も幅広い生成AIソリューション ポートフォリオをさらに拡張し、「Dell AI Factory」にAMD環境に特化したソリューションを加えたことを発表しました。今回のソリューションは、数々の強化されたAI機能を提供し、これまで以上の拡張性と柔軟性によって、エンタープライズ企業が進化するテクノロジー環境の中でも競争力を持ち続けることを可能にします。
新しい「Dell PowerEdge」サーバーが、要求の厳しいAIワークロードを大規模に推進:
今回の「PowerEdge」ポートフォリオの拡張は、広範囲なAIユースケースと従来型ワークロードを加速し、サーバーの管理とセキュリティーを簡素化します。これらのプラットフォームは、システム管理を簡素化し、現代のエンタープライズ環境のハイパフォーマンスなワークロードを支える、カスタマイズ可能で効率の高いソリューションを提供します。
– 「PowerEdge XE7745」はエンタープライズAIワークロード向けに設計され、最大8基のダブルワイドPCIe GPU、または16基のシングルワイドPCIe GPUを、第5世代AMD EPYCプロセッサーとともに4Uの空冷シャーシでサポートします。AI推論、モデルのファインチューニング、ハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)向けに専用設計された内部のGPUスロットは、ネットワーク接続用の8つの追加PCIe 5.0スロットと組み合わせ、従来の2倍以上のダブルワイドPCIe GPUキャパシティーを実現する、高密度で柔軟な構成を可能にします(*1)。
– 「PowerEdge R6725」および「R7725」は第5世代AMD EPYCプロセッサーを搭載し、高いパフォーマンスとスケーラビリティーに最適化されています。新しいDC-MHSシャーシ設計により、空冷能力の強化と500W CPUのデュアル搭載が実現され、厳しい熱課題に対処しつつ電力効率を向上します(*2)。高負荷のデータ分析やAIワークロードを拡張性に最適化された構成で支え、仮想化、データベース、AIなどのワークロードで記録的なパフォーマンスを発揮します(*3)。CPUスタックの最上位を搭載した「R7725」は、最大66%のパフォーマンス向上と最大33%の効率向上を提供します(*4)。
これら3つのプラットフォームはいずれも最大50%多くのCPUコアをサポートし、またコアあたりの性能も最大37%向上されているため、より高いパフォーマンスと効率、そしてTCO(総所有コスト)の改善を実現します(*5)。この向上により、5年前のサーバー7台分を1台のサーバーに統合でき、CPUの消費電力を最大65%削減できます(*6)。
– 第5世代AMD EPYCプロセッサーを搭載した「PowerEdge R6715」および「R7715」はパフォーマンスと効率を向上させるとともに、最大37%増加したドライブ容量でより高いストレージ密度も実現します(*7)。さまざまな構成オプションが用意されたこれらのシングルソケットサーバーでは、24 DIMM(2DPC)のサポートにより、メモリ容量が前世代の2倍となっています。多様なワークロード要件に対応し、1Uおよび2Uのコンパクトなシャーシで最大限のパフォーマンスを発揮します(*8)。また「R6715」は、AIや仮想化タスクにおいて世界記録のパフォーマンスを発揮しています(*9)。
デル・テクノロジーズは、AIを大規模に導入するお客様向けに、すべての最新のAMD Instinctアクセラレーターを継続的に「PowerEdge XE」シリーズでサポートします。
また、アップデートされた「iDRAC(Integrated Dell Remote Access Controller)」により、ITチームは遠隔で「PowerEdge」サーバーを監視、管理、アップデートできます。より高速なプロセッサーと増加したメモリ、そして専用のセキュリティー コプロセッサーが実装された「iDRAC」は、サーバーの管理とセキュリティーを簡素化し、ITチームのレスポンスにより高い信頼性と効率をもたらします。
「Dell AI Factory」の機能強化が、生成AIの導入を簡素化・高速化:
「Dell AI Factory」は、デスクトップからデータセンター、クラウドまでを網羅し、業界で最も幅広いAIソリューション ポートフォリオによって、多様なAIの要件に対応できるように設計されています。これにより、AIへの投資を最適な規模で行うことができます。
– 「PowerEdge XE9680 with AMD Instinct(TM) MI300Xアクセラレーター」を活用する「Dell Generative AI Solutions with AMD」が、AI推論、RAG(Retrieval Augmented Generation、検索拡張生成)、カスタマイズを実現します。今回の統合ソリューションは、AIの導入を簡素化してセキュリティーを強化するとともに、拡張性に優れたモジュラー型アーキテクチャーを可能にします。また、価値実現までの期間を最大86%短縮し、AIへの投資から最大限の効果を引き出すことができます(*10)。
– 「Dell Enterprise Hub on Hugging Face」が、AMD Instinct MI300Xアクセラレーターを搭載した「PowerEdge XE9680」を新たにサポートし、LlamaやMixtralなどのモデルを簡単かつ安全に導入するためのカスタムコンテナとスクリプトを提供します。これらのコンテナ化されたモデルは、モデルとサーバーをベースにして推論パフォーマンスを向上させ、Hugging Face Text Generation Inference (TGI) バックエンドを活用するように独自に最適化されています。
– 「Dell Professional Services for Generative AI」もAMD環境をサポートしました。新たな「Dell Implementation Services for GenAI Platform with AMD」は、Kubernetesの構成、先進のAIフレームワークの導入、ROI(投資利益率)を最大化するベスト プラクティスに関するお客様へのナレッジトランスファーなどを含め、お客様に合わせてカスタマイズした運用プラットフォームを提供します。デル・テクノロジーズのプロフェッショナルが、戦略の策定からデータの準備、プラットフォームとモデルの実装、ソリューションのスケーリングまで、AIのライフサイクル全体を通じて、ビジネスで成果を挙げるためのサポートを提供します。
IDCのリサーチ バイスプレジデントKuba Stolarski氏は、次のように述べています。「デル・テクノロジーズとAMDは、AIイノベーションを牽引し続け、企業がデータセンターをモダナイズし、拡張性を向上し、AIを活用してより優れたビジネス成果を達成できるよう、包括的なソリューションとサービスを提供しています。今回の『Dell AI Factory』の機能強化は、効率と価値を向上させるAIソリューションを提供するという、デル・テクノロジーズの次なるステップです」。
提供時期について
– 「PowerEdge XE7745」サーバーは、2025年1月より全世界で提供開始予定。
– 「PowerEdge R6715」「R7715」「R6725」「R7725」サーバーは、2024年11月より全世界で提供開始予定。
– 「Generative AI Solutions with AMD」は、2024年第4四半期(11月~1月)より全世界で提供開始予定。
– 「Enterprise Hub on Hugging Face」のアップデートは、全世界ですでに提供開始済み。
– 「Implementation Services for Generative AI」は、現在指定の国においてすでに提供済み。
製品写真「PowerEdge」サーバーファミリー
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25237/302/25237-302-4d991b64cc4160d3b8c7021d9d42faf6-3900×2177.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
*1. 「PowerEdge XE7745」スペックシートのデル・テクノロジーズ社内分析に基づく(GPUスロットに加えて8つのPCIe Gen5スロットが記載)。また、「XE7745」と前世代の「PowerEdge R760XA」との比較において、「XE7745」は最大8基のダブルワイドまたは16基のシングルワイドのGPUをサポートするのに対し、「R760XA」はダブルワイドで最大4基、シングルワイドで最大12基のGPUをサポートします。データは2024年10月2日現在。
*2. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – Zen 5c コア x 192のAMD EPYC第5世代CPU搭載「PowerEdge R7725」がサポートするトップCPUと、Zen 4cコア x 128のAMD EPYC第4世代CPU搭載「PowerEdge R7625」がサポートするトップCPUを比較。また、「PowerEdge R7725」の仕様データに基づく(空冷、500W CPU x 2をサポート)。データは2024年10月2日現在。実際のパフォーマンスが異なる場合もあります。
*3. 世界記録を達成した「PowerEdge」サーバーに基づく – VMMark4(「PowerEdge R7725」、5.8タイルで2-Sマッチペア スコア5.17)、SAP-SD(「PowerEdge R6725」、2-Sスコア201,000ユーザー)、TPCx-AI(「PowerEdge R6715」および「R6725」、スコアはSF3で720.386、SF10で864.593、SF30で1115.609)(2024年10月2日現在)。実際のパフォーマンスが異なる場合もあります。
*4. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – AMD EPYC第5世代9965 CPU搭載「R7725」のSPECIntRateスコア(2980)と、AMD EPYC第4世代9754 CPU搭載「R7625」のSPECIntRateスコア(1790)を比較。データは2024年10月2日現在。実際のパフォーマンスは変動します。
デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – cTDPが500W、AMD EPYC第5世代9965 CPU搭載「R7725」のSPECIntRateスコア(2980)と、cTDPが400W、AMD EPYC第4世代9754 CPU搭載「R7625」のSPECIntRateスコア(1790)を比較。各構成の効率は、SPECIntスコアをデフォルトTDPで割ることにより算出。データは2024年10月2日現在。実際のパフォーマンスは変動します。
*5. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – Zen 5c コア x 192のAMD EPYC第5世代CPU搭載「PowerEdge R7725」がサポートするトップSKUと、Zen 4c コア x 128のAMD EPYC第4世代CPU搭載「PowerEdge R7625」がサポートするトップSKUを比較。データは2024年10月2日現在。実際のパフォーマンスが異なる場合もあります。
デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – AMD EPYC第5世代9755 CPU搭載「R7725」のSPECFPRateスコア(2270)と、AMD EPYC第4世代9754 CPU搭載「R7625」のSPECFPRateスコア(1420)を比較。データは2024年10月2日現在。実際のパフォーマンスは変動します。
*6. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – AMD EPYC第5世代9965 CPU搭載「R7725」のSPECintスコアおよびSPECFPスコア(それぞれ2980、2350)と、Intel Xeon 8280搭載「PowerEdge R740XD」のSPECintスコアおよびSPECFPスコア(375、296)を比較。これらのスコアの比率から、「R740XD」サーバー7台分の合計スコアは上記構成の「R7725」サーバー1台のスコアとほぼ同じ。「R7725」1台が搭載しているCPUの合計TDPは1,000W(500W x 2)。「R740XD」7台のCPUの合計TDPは(Intel Xeon 8280のTDPは205W)、2,870W(205W x 2 x 7)。これらを比較したCPUの消費電力削減率は65%。データは2024年10月2日現在。実際のパフォーマンスは変動します。
*7. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく -「PowerEdge R67x5」サーバー(E3.sドライブ スロット最大22スロット)と、「PowerEdge R66x5」サーバー(E3.sドライブ スロット最大16スロット)の仕様を比較。データは2024年10月2日に収集。
*8. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく – 「Dell Rx715」サーバー(DIMMスロットx 24)と、「Dell Rx615」サーバー(DIMMスロットx 12)の仕様を比較。データは2024年10月2日現在。
*9. 世界記録を達成した「PowerEdge」サーバーに基づく – SPECVirt(「PowerEdge R6715」の1-S 4ノードSANスコア3.38は、システムあたり32コア レベルでSPECVirtの世界記録)およびTPCx-AI(「PowerEdge R6715」のSF3で720.386、SF10で864.593のスコアは、それぞれパフォーマンスの世界記録)(2024年10月2日現在)。実際のパフォーマンスが異なる場合もあります。
*10. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく推定(2024年5月) – 自動スクリプトを使用した汎用LLMの2ノードKubernetesクラスターのセットアップ時間と一般的な構成の手作業による展開に要する時間を比較。セットアップ時間に含まれているのは基本インストールのみです。実際のセットアップ時間は、ソリューションの構成によって異なります。
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■デル・テクノロジーズについて
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