無電解メッキ用プライマー「メタピアン」

プロセス変革=CO2削減に貢献

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高機能無電解メッキプライマー溶液「メタピアン」

 共同技研化学株式会社(KGK)は、無電解メッキの前処理工程を大幅に簡素化できる高機能プライマー(下塗り剤)を開発した。基材にプライマーを塗布・乾燥するだけで高品質のメッキ層を形成できる。工程集約で生産性を向上できる他、省資源化などにも貢献できる。今後電子機器や自動車、機能素材などの用途に向けて提案する。開発したのは高機能無電解メッキプライマー「メタピアン」。溶液の粒子径が50ナノメートルから150ナノメートル(ナノは10億分の1)と微細なため、沈殿しにくく分散安定性に優れるのが特徴。樹脂やセラミックス、不織布などの非導電素材に均一なメッキを実現できる。330℃まで耐熱性があり、高温条件下でも密着性を維持する。無電解メッキは電気を使用せず、メッキ液に浸漬することでメッキを形成する。3次元形状や異形曲面に対応できる他、厚みが均一で配線パターンへのメッキも可能だ。通常は脱脂やエッチング、水洗など10から25以上の前処理工程が必要だったがメタピアンは基材への塗布と乾燥の2工程で前処理が済むため大幅な工程短縮が可能となる。メッキ処理に使う環境負荷物質などを抑え、廃液の減量化や原料削減にもつながる。価格は1kg数万円程度を想定している。

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提供元: PR TIMES