開発者によるJava使用状況の変化を検証。Java 17とJava 21の爆発的な普及率が明らかに
デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、今年で4回目となる、Javaエコシステムの現状に関する年次レポートの日本語版(https://newrelic.com/jp/resources/report/2024-state-of-the-java-ecosystem-jp)を発表しました。本レポートは、数十万のアプリケーションから得たデータに基づき、Javaエコシステムの現状に関して、開発者の使用状況や本番環境で最も普及しているJavaバージョンなどのインサイトを提供しています。
登場から20年近く経つものの、Javaは依然として開発者の間で最も普及しているプログラミング言語(https://octoverse.github.com/2022/top-programming-languages)のひとつです。Javaの人気の秘密は、ユーザーがどんなデバイスでもJava仮想マシン(JVM)で運用できるという拡張性とポータビリティにあります。JavaにはOracleの強力なコミュニティサポートがあり、質問フォーラムやチュートリアルのウェブサイトがサポートされています。Oracleは、6カ月ごとにJavaの新バージョンを、また2年ごとにJava長期サポート(LTS: Long-Term Support)の新バージョンをリリースしています。この新たなLTSバージョンには、安定性、セキュリティ、パフォーマンスを改善するアップデートが含まれており、これらは、開発者がJavaバージョンをアップグレードする最も重要な要因のひとつとしてよく挙げられる点です。
レポートの主な要点は、以下の通りです。
・Java 21はJava 17を上回る普及率に:2023年9月のJava 21のリリース以降、この最新のJava LTSバージョンの普及率は、以前のLTSバージョンであるJava 17と比較して、リリース後の6カ月の普及率で287%上回った
・最も使用されるLTSバージョンとして、Java 17がJava 11を追い越す:Java 17の成長率は前年比でほぼ300%と、爆発的に増加し、本番環境アプリケーションでの使用率は2023年の9%に対して、今年は35%以上がJava17を使用。Java 11は同様の成長率に達するまでに数年を要した
・最も普及しているJDKベンダーのひとつとして、Eclipse Adoptiumが順調に拡大:依然として広く普及するJava Developer Kit(JDK)ベンダーはAmazonであるものの、2024年にはその使用が前年比で43%縮小し、2023年の31.4%から17.8%に後退。一方で、コミュニティ管理型のEclipse Adoptiumの導入は前年比で50%増加し、12.1%から18.2%に拡大、開発者がよりアップデートの頻繁なJDKを選ぶようになっていることが明らかに
・最も普及しているロギングフレームワークと暗号化ライブラリは、Log4jとBouncy Castle:New Relicのデータから、New RelicにレポートするJavaアプリケーションの76.4%がLog4jを使用しており、最も普及しているロギングフレームワークはLog4jであることが明らかに。同様に、最も普及している暗号化用ライブラリとして、Javaアプリケーションの17.1%が使用するBouncy Castleがトップに
・開発者からJavaに関してよく聞かれる質問:New Relicを使用している開発者からのJava関連の質問やリクエストとして最も多いのは、使用法に関する質問(33.5%)、次いで特定のメトリクスに関するクエリ(21.1%)、そしてトラブルシューティング(14.3%)
2024年のレポート完全版はこちら(https://newrelic.com/jp/resources/report/2024-state-of-the-java-ecosystem-jp)で参照いただけます。Javaクイックスタート(https://newrelic.com/instant-observability/java)で、今すぐNew RelicでJavaデータの監視を開始できます。
■本プレスリリースのURLはこちらです。
https://newrelic.com/jp/press-release/20240604
■New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。
https://newrelic.com/jp/about/media-assets
■New Relicについて
2008年に創業したNew Relicは、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOpsチームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。
■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」の特長
New Relicはオブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータドリブンなアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリー(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、シンプルで透明性の高い価格体系を採用しています。開発サイクルタイムの計画、変更失敗率、リリース頻度、平均復旧時間(MTTR)の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。
※New Relicは、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。
将来予想に関する記述
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