京都府南丹市の小中学校に「すららドリル」本格導入

試行から見えた個別最適な学びへの有望性 教員の業務軽減と授業内容改善の両立にも期待

AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)が提供する「すららドリル」が、試行をへて2024年4月から京都府南丹市の全公立小中学校で本格導入されました。12校約2,000人の児童生徒が活用しています。「すららドリル」の本格導入に対し、個別最適な学びの有用性と、教員の業務軽減及び学習データの活用による授業内容の改善にも期待が集まっています。

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個別最適な学習と教職員の働き方改革の推進の一助に
試行導入で児童生徒や教員から好評を博し本格導入へ
京都府南丹市では、令和4年度第2次補正予算「探究的な学び支援補助金2023」を機に2023年9月から「すららドリル」が導入され、個別最適な学びの実現に取り組んでいました。
児童生徒は、タブレット端末上で学習中の単元の簡単な問題からチャレンジします。AIが個々のつまずきを分析してより基礎的な問題や前の学年の問題へと導き、最終的に今の学年の学習に戻ってくるような問題を提示します。また、学習の内容や時間は自動で集計されます。これらにより、教師は問題作成や採点の負担も軽減されるだけでなく、学習データを元に指導に生かしたり、授業内容の振り返りと改善に役立てたりすることができます。
学校によっては朝学習の時間や、教科のまとめ学習で活用するなど、試行導入で児童生徒や教員から好評を博し、この度の本格導入となりました。

学びの自律化・個別最適化の実現に向けた身近なツールに
~京都府南丹市教育委員会 教育参事 山田啓亮 氏~
 本市では児童生徒の学力向上に向けて、授業改善の視点の明確化や環境整備を進めるとともに、本市小中学校で配備している1人1台端末を活用した取り組みの一環として昨年度より「すららドリル」を試行的に導入してきました。従来の一斉に与えられる課題に取り組む学習スタイルだけでなく、児童生徒のニーズに合わせた問題の選択・AIによる出題により、個に応じた学びが展開されるとともに、児童生徒が自分に合ったペースで個別の学習を進めていけるというメリットを感じています。
今後、学びの自律化・個別最適化の実現に向けて、児童生徒が自身の学びをコーディネートし、「わかる」「できる」喜びを感じ取りながら、主体的な学びを実現するための身近なツールになればと考えています。

■AI×アダプティブラーニング教材「すらら」「すららドリル」
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの学力に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の理解と定着をワンストップで実現します。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができるのが特長で、学習塾をはじめ、小・中・高校、高等教育機関、放課後等デイサービスや個人学習等幅広い活用が広がっています。
「すららドリル」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストからなり「すらら」の姉妹版として公立小中学校向けに提供しています。

■株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,600校の学校、塾等42万人を超える児童生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど、日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTechスタートアップ企業として2017年に東証マザーズ(現東証グロース市場)に上場しました。
・コーポレートサイト https://surala.co.jp/
・サービスサイト https://surala.jp/

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提供元: PR TIMES