Neusignal Therapeuticsが株式会社ファストトラックイニシアティブ、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ含む計5社及びAMED補助金からSeedRound 約13.3億円を調達

アルツハイマー型認知症治療薬の臨床開発を加速

Neusignal Therapeutics株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:吉田欣史、以下「NTX」)は、以下の投資家を引受先とした第三者割当増資及び令和5年度 「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」の補助金により、Seed Round総額約13.3億円の資金調達を実施しました。

株式会社ファストトラックイニシアティブ(所在地:東京都文京区、代表取締役:木村廣道、以下「FTI」)が運営するFTI 3号ファンド

株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(所在地:東京都港区、代表取締役:山岸広太郎、以下「KII」)が運営するKII 3号インパクトファンド

みずほキャピタル株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 大町祐輔、以下「みずほC」)が運営するみずほライフサイエンス第1号ファンド

三菱UFJキャピタル株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:葛西洋一、以下「MUCAP」)が運営する三菱UFJライフサイエンス4号ファンド

SMBCベンチャーキャピタル株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:佐伯 友史、以下「SMBC VC」)が運営するSMBC VC 7号ファンド

■背景
東北大学発シーズの事業化に取り組むスタートアップであるNTXは、世界中で急増し続けるアルツハイマー型認知症に対する画期的な治療薬の開発を通して世界中で病気に苦しむ患者様及びご家族の皆さまの生活改善に貢献すべく、候補化合物の開発に取り組んでいます。
近年、アルツハイマー型認知症の進行抑制が見込める新規医薬品の登場もあり、期待が高まる一方、定期的な通院での点滴治療、高額な医療費、リスクリターンに基づく対象の妥当性など、多くの議論がなされています。これらの課題を解決する画期的な治療薬を待ち望む患者様やご家族の手の届く社会の実現を目指します。

■資金調達の目的と使途
NTXは、これまで投資家からの調達資金を活用し、非臨床パッケージの実装及び当局との臨床試験に向けた相談や対応を進めてまいりました。今回調達した資金を活用し、ヒトでの臨床試験に向けたGMP治験薬製造や人材確保等を実施してまいります。

■株式会社ファストトラックイニシアティブ(FTI)からのコメント
 FTI 3号ファンドから2021年9月にNeusignal Therapeutics 株式会社への新規投資を実施し、以来ずっと共にNTX-083の開発推進を中心にサポートして参りましたが、この度同社がAMEDの「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に採択され、併せてSeed Round 総額約13.3 億円の資金調達を達成されました事はとても素晴らしい実績であり、心からお祝い申し上げます。
これを契機に、現在同社でアルツハイマー型認知症(AD)を適応として開発中の新規作用機序を有する低分子化合物の研究開発が更に加速され、一日も早く上市されます事を願って止みません。これまでADの治療薬の開発はグローバルでかなり行われて来ましたが、非常に困難を極め一部の抗体薬は承認されたものの低分子化合物としての上市はなかなか達成されておりません。そのような状況下、同社の開発品は高いポテンシャルを有し、上市されれば大きなゲームチェンジャーとなり得ると確信をしております。他の投資家の皆様と連携し新規AD治療薬として開発品がグローバルで迅速に上市されるよう、これまで同様最大限に同社を支援して参ります。
(取締役 竹内 誠 氏)

■株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)からのコメント
 KII3号インパクト投資ファンドから、医療・健康領域における最初の投資案件として、NTXへ投資実行できたことを大変嬉しく思っております。アンメットメディカルニーズが非常に大きいアルツハイマー病において、当社が開発する低分子経口医薬品がもたらす、患者様の治療満足度の向上、介護者様の負担軽減、医療費の適正化といったアウトカムの大きさ、そして多様性は計り知れないものがあります。それらアウトカムを通して、健康寿命の延伸や経済的損失の低減、さらにはグローバルレベルでの治療アクセスの改善といったインパクトの創出に向けて、全力でご支援できればと思います。
(プリンシパル 鳥居 優人 氏)

■みずほキャピタル株式会社(みずほC)からのコメント
 Neusignal Therapeutics社が開発する低分子化合物は、発見の経緯から作用メカニズム・アウトプットに至るまで独自性が非常に高い革新的な医薬品候補です。アルツハイマー型認知症という多くの患者様が新薬を待ち望む疾患において、グローバルレベルの研究開発力を有する当社にご支援の機会を頂けたことを心より嬉しく思います。我々は吉田社長・森口先生を中心とした素晴らしい経営・研究開発チームと共に、一日も早い上市に向けてみずほグループ総力をあげてサポートして参ります。
(投資第3部 インベストメントマネジャー 大森 啓介)

■三菱UFJキャピタル株式会社(MUCAP)からのコメント
 三菱UFJライフサイエンス4号ファンドからNeusignal Therapeutics 株式会社への投資を実行するに至りましたこと、大変うれしく思っております。中枢神経系疾患の1つであるアルツハイマー型認知症に低分子医薬品の力で克服しようとする当社の取り組みに強く共感しました。新規の作用機序を有する治療薬の開発であり、クリアすべき課題は多いと思いますが、中枢神経系疾患に苦しむ患者さんに向けて多くの医薬品を送り出せる企業に成長できるよう、支援してまいります。
(ライフサイエンス部 副部長 篠崎幹彦 氏)

■SMBCベンチャーキャピタル株式会社(SMBC VC)からのコメント
アルツハイマー型認知症は新規抗体医薬が承認されているものの、引き続きアンメットメディカルニーズが強い領域です。当社開発品は既存承認薬とは異なる作用メカニズムであり、成功すればアルツハイマー型認知症治療薬のゲームチェンジャーとなる高いポテンシャルを有していると考えております。
開発が難しい疾患領域ですが、ライフサイエンスに造詣の深いチームメンバーとその熱意に共感し、弊社も微力ながら全力でご支援させて頂きたいと考えております。
(投資営業第三部 次長 駒橋 政和)

■Neusignal Therapeutics株式会社について
・設立年月:2022年4月1日

・所在地:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3丁目11-5
・代表者:吉田 欣史
・事業内容:認知症・精神疾患治療薬の研究・開発, 脳疾患に関する創薬シーズ探索
・公式サイト:https://neusignal-tx.com/
画像

リリース詳細
提供元: PR TIMES