国内メーカー初のNXPセミコンダクターズ社製アプリケーション・プロセッサを採用したシステムオンモジュールを開発

SMARC(R) 2.1準拠システムオンモジュール 「αSMARC-IMX8MM」・「αSMARC-IMX8MN」を発売

株式会社アルファプロジェクト(本社:静岡県浜松市 取締役社長 岡本典久)は、 国内のボードメーカーとしては初のNXP Semiconductors社製「i.MX 8M Mini」 / 「i.MX 8M Nano」アプリケーション・プロセッサを搭載したSMARC2.1準拠システムオンモジュール「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」を8月8日に発売いたします。

システムオンモジュール(SoM)とは、コンピュータの基本構成であるCPU、メモリ、電源回路などを集積し、モジュール化したボードです。今回発売する「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」は、弊社から既に発売している 「αSMARC-RZ/G2E」と同じSMARC規格に準拠した製品となります。SMARC(Smart Mobility ARChitecture)とは、組込み技術の標準化団体SGeT※で策定されたSoMの共通規格で、高い互換性と拡張性により、柔軟でスケーラブルなシステムが構築でき、欧州を中心に普及が拡大しています。
 ※SGeT(Standardization Group for Embedded Technologies)

「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」を利用することで、複雑なCPU周辺の設計が不要となるため、ユーザーは比較的容易なインタフェース部の設計に集中することができ、低開発コスト、市場投入期間の短縮を実現することができます。また共通規格であるSMARCに準拠しているため、その高い互換性によりモジュールの変更が容易で、アプリケーションに合わせたスケーラブルなシステムを構築できます。

「αSMARC-IMX8MM」
最大周波数1.6GHzで動作するArm(R) Cortex(R)-A53クワッドコアをベースに3DグラフィックスエンジンGCNanoUltraによるFullHDビデオエンコード/デコードに対応したNXP Semiconductors社製「i.MX 8M Mini」アプリケーション・プロセッサを搭載しており、周辺機能のUSB2.0、PCI Express、Gigabit Ethernet、MIPI(R) CSI-2などの高速インタフェースと、LCDやAUDIOなどの機能と組み合わせ、産業用途向けHMIなどのアプリケーションに最適です。また、動作温度は-20℃~60℃に対応し、高性能と高信頼性を兼ね備えています。

◆特長
Arm Cortex-A53 Quad + Cortex-M4コア採用「i.MX 8M Mini」アプリケーション・プロセッサ搭載
 Arm Cortex-A53 Quad:最大周波数 1.6GHz
 Arm Cortex-M4:最大周波数 400MHz
 3Dグラフィックスエンジン:GCNanoUltra
 H.264/H.265 Full HDエンコード/デコードに対応

大容量メモリを搭載
 eMMC:8GByte
 LPDDR4 SDRAM:1GByte

拡張性の高いインタフェース
 USB2.0、PCI Express、Gigabit Ethernet、LCD(LVDS)、AUDIO、
 カメラ入力(MIPI CSI-2)、CAN

SMARC2.1準拠
 SoM共通規格「SMARC2.1」に準拠

標準OSにLinuxを採用
 ソフトウェア開発とメンテナンスの負担を軽減
 プリインストールOS:Linux 5.10

キャリアボードを提供
 開発・評価用途のほか、設計リファレンスとしても利用可能

◆外観
画像1

◆仕様
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/122993/table/4_1_f23f8bb97ec7497098f2945147302439.jpg ]

◆製品ページ
 https://www.apnet.co.jp/product/imx8/smarc-imx8mm.html
◆価格
 ¥36,800 (税込 ¥40,480)

「αSMARC-IMX8MN」
最大周波数1.4GHzで動作するArm Cortex-A53コアをベースに3DグラフィックスエンジンGC7000ULを内蔵したNXP Semiconductors社製「i.MX 8M Nano」アプリケーション・プロセッサを搭載しており、周辺機能のUSB2.0、Gigabit Ethernet、MIPI CSI-2などの高速インタフェースと、LCDやAUDIOなどの機能と組み合わせ、"i.MX 8M Mini"より小規模・低消費電力の産業用途向けHMIなどのアプリケーションに最適です。
また、動作温度は-20℃~60℃に対応し、高性能と高信頼性を兼ね備えています。

◆特長
Arm Cortex-A53 + Cortex-M7コア採用「i.MX 8M Nano」アプリケーション・プロセッサ搭載
 Arm Cortex-A53:最大周波数 1.4GHz
 Arm Cortex-M7:最大周波数 750MHz
 3Dグラフィックスエンジン:GC7000UL

大容量メモリを搭載
 eMMC:8GByte
 LPDDR4 SDRAM:512MByte

拡張性の高いインタフェース
 USB2.0、Gigabit Ethernet、LCD(LVDS)、AUDIO、カメラ入力(MIPI CSI-2)、CAN

SMARC2.1準拠
 SoM共通規格「SMARC2.1」に準拠

標準OSにLinuxを採用
 ソフトウェア開発とメンテナンスの負担を軽減
 プリインストールOS:Linux 5.10

キャリアボードを提供
 開発・評価用途のほか、設計リファレンスとしても利用可能

◆外観
画像2

◆仕様
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/122993/table/4_2_a6b551fff7b9007469e229a5455f47f3.jpg ]

◆製品ページ
 https://www.apnet.co.jp/product/imx8/smarc-imx8mn.html
◆価格
 ¥34,800 (税込 ¥38,280)

開発キット
「αSMARC-IMX8MM」/「αSMARC-IMX8MN」にSMARC規格準拠キャリアボード「αSMARC-EVB1」とLinuxBSP(Board Support Package)をセットにした開発キット「αSMARC-IMX8MM-KIT」「αSMARC-IMX8MN-KIT」も同時に発売いたします。

◆外観
画像3

画像4

αSMARC-IMX8MM-KIT
◆製品ページ
 https://www.apnet.co.jp/product/imx8/smarc-imx8mm-kit.html
◆価格
 ¥98,000 (税込 ¥107,800)

αSMARC-IMX8MN-KIT
◆製品ページ
 https://www.apnet.co.jp/product/imx8/smarc-imx8mn-kit.html
◆価格
 ¥96,000 (税込 ¥105,600)

株式会社アルファプロジェクトについて
株式会社アルファプロジェクトは1986年9月に設立されたシステムハウスです。組込み機器向けの小型ボードコンピュータの開発・製造・販売、組込みソフトウェアのインテグレーションサービスなどを行っております。
弊社は、ルネサス エレクトロニクス社製マイクロプロセッサをはじめ、NXP Semiconductors社製アプリケーション・プロセッサ、TI社のマイコンおよびIntel(R)社のSoCなどを搭載した組込み機器向け小型ボードコンピュータを自社ブランド製品として展開しております。
その豊富なラインナップのボードコンピュータは、IoT機器、ロボット、計測器、産業機器の試作・評価・小ロット生産向けの用途および組込みソフトウェアの演習機材や各種教育機関における教材など、幅広い分野にて採用されております。
さらに、無線LANなどの周辺機器、デバッガやソフトウェア開発支援ツールなども取り揃え、組込み機器の開発に必要な製品をワンストップで提供できるように努めております。今後もアルファプロジェクトは、お客様のニーズにお応えする製品を提供するとともに、より付加価値の高いソリューションを提案してまいります。

◆関連ページ
 ・株式会社アルファプロジェクトの詳細情報
  https://www.apnet.co.jp
 ・製品ラインナップ
  https://www.apnet.co.jp/product/index.html

◆本件に関するお問い合わせ
 株式会社アルファプロジェクト 営業部
 e-mail:sales@apnet.co.jp

◆プレス記事
 https://prtimes.jp/a/?f=d122993-4-a959f9dd7de41efa4bf031b85d4be04c.pdf

ArmおよびCortexは、米国および/またはその他の地域におけるArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。

記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

記載の内容は改良のため、予告なく変更する場合がございます。

リリース詳細
提供元: PR TIMES