DAC設計から30年、HQPlayerのプロジェクト開始から25年、製品リリースから15年、この長い年月のアリゴリズムとDSPコンピューティングの研究成果に基づいて開発された第5世代のHQPlayerのテクノロジーを搭載したHQPlayer5シリーズがリリースされ5月17日より国内販売を開始します。
<主な特徴: HQPlayer 5.0 Desktop>
HQPlayer5は、64ビットWindows、Linux、macOS、Raspberry Pi用の高音質オーディオプレーヤーです。HQPlayerは、ユーザーが選択可能な複数の高品質リサンプラー、およびディザ/ノイズシェーピングアルゴリズムとデルタシグマモジュレーターも備えています。
手頃な価格のサウンドカードやD/Aコンバーターの中には、高いサンプリングレートをサポートしながらも、デジタルとアナログのフィルタが最適でないものがあります。このような場合、ソフトウェアで高品質のアップサンプリングを適用してから、高いレートでオーディオハードウェアに信号を供給することで、その影響を軽減することができます。これにより、最適でないハードウェアのアーチファクトの一部が、可聴帯域から離れた高い周波数に移動します。
ホームシアターアンプやデジタル(ルームコレクション)プロセッサーの多くは、内部で48、96、192kHzに再サンプリングしています。HQPlayerを使えば、これらの信号をネイティブレートで供給できるので、機器内での低品質な再サンプリングを回避できます。
最近のD/Aコンバーターは、ほとんどがデルタシグマ型です。HQPlayerの内蔵デルタシグマモジュレーターは、このネイティブデータフォーマットでDSD対応コンバーターを使用することができ、多くの場合、これらのコンバーターのDSP処理の多くをバイパスし、変換ステージへのより直接的なデータパスを可能にします。
リサンプリングは、低いサンプリングレートやビット深度にしか対応できないハードウェアで、高解像度のオーディオファイルを再生することを可能にします。低いビット深度の再生には、高品質のディザやノイズシェーピングを使用することができます。
HQPlayerにはコンボリューションエンジンが搭載されており、デジタルルームコレクションフィルタなどのイコライジングを行うことができます。
これらの機能により、利用可能なオーディオハードウェアで可能な限り最高の音質を実現します。
5.0では SDM Filter 55、Modulator 24, SDM Integrator 8,SDM Conversion 3,PCM Filter 52,Dither 10,PCM Noise Filter 13, PCM Conversion 14が実装され、これまでの44.1KHz,48KHzが主の音源からハイレゾ化された音源にも対応しています。また時代とともに変化するCPUのアリゴリズムやスレッドコントロールなど進化するテクノロジーに追従し、負荷のかかる処理のパフォーマンスの改善と音質向上を図った第5世代再生エンジンが搭載されています。
<製品価格>
HQPlayer5Desktop Masterライセンス 66,000 (税込)
HQPlaye 4 から 5 バージョンアップ 10月まで 46,200 (税込)
HQPlaye 4 から 5 バージョンアップ 10月以降 56,100 (税込)
*日本語マニュアル、日本語インストールガイド(PDF)、ソフトウェア、ライセンスキー DVD-R提供
*Windows、Mac、Linux、Pi4の何れかの1台のPCで使用可能(ライセンス移行可能)
*Mac Intel版macOS Catalina以降
*LinuxはUbuntu22.04, Fedora37, MsHD23Q3,Q4対応
*再生可能最大値周波数は使用するPCの性能及びDACの性能に依存します
*バージョンアップは10月までとそれ以降で価格が変わります。
*HQPlayer 4 は併売、ただし機能アップはおこなわれません。
*HQPlayer 3から4へのバージョンアップは6月末で終了します。
<製品情報> https://www.icat-inc.com/hqplayer.html
https://twitter.com/icat_inc
https://www.facebook.com/iCAT.Inc/
株式会社DEEは米国iCAT社の国内総代理店です。
米国iCAT社は、Signalyst社のグローバル代理店です。