DXの成功は、安全なインフラ整備から。データベースの技術者集団インサイトテクノロジーが「Insight Governor(インサイトガバナー)」を正式リリース。

企業に眠っている大量のデータから、誰もが安全に価値を生み出すことができるDXインフラ整備ソリューションを提供開始

株式会社インサイトテクノロジー(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:森田 俊哉、以下:インサイトテクノロジー)は、企業に散在しているデータを安全に統合・可視化し、迅速な意思決定を支援するためのDXインフラ整備ソリューション「Insight Governor(インサイトガバナー)」の提供を2023年2月8日(水)から開始したことをお知らせいたします。

Insight Governorブランドサイト:https://www.insight-tec.com/brand/insight-governor/
Insight Governorコンセプトムービー:https://youtu.be/qrRKgmc6MgU

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ソリューション開発の背景

年々企業が扱うデータの量・種類は右肩上がりに増えており、それに伴いデータガバナンス製品の市場規模も拡大しています。また、企業にとって必要なことは「データの収集」から「いかにデータを社内全体で適切に管理・活用できるか」にシフトしています。
しかし、近年のIT人材不足、各部門管理データのブラックボックス化、海外データガバナンス製品利用時の日本語の壁、セキュリティ対策の厳格化といった課題があり、データ統合には膨大な負担が掛かっています。そのため、社内共通のデータ活用基盤構築は困難を極め、セキュリティとデータ活用の両立は企業の大きな悩みとなっています。
Insight Governorは、企業の多様な形式のデータを一元化し、今まで限られた人しか利用できなかったデータを社内の誰でも安全に活用できる、いわゆる民主化させるための新たなデータ活用基盤となります。また、Insight Governorには改正個人情報保護法で創設されたデータの匿名化・仮名化に対応する機能も備えています。

ソリューション概要

Insight Governorは、企業に散在しているデータを安全に統合・可視化し、迅速な意思決定を支援するためのDXインフラ整備ソリューションです。日本語AIを搭載し、全ての機能にセキュリティの仕組みが自動的に組み込まれ、クリック操作でデータ統合・可視化を実現します。

ソリューションの主な特徴

データ可視化
企業にデータソースの一元管理の仕組みがない場合、企業の各部門がそれぞれに持っているデータソースを管理し切れないことがほとんどです。それらを棚卸してデータを有効活用するために、各部門に散在しているデータを簡単なクリック操作で可視化できます。

ビジネス価値生成
すでにDWHなどへデータソースを統合してはいるものの、膨大なデータから意味を見出すためのビジネスメタデータが欠如していて有効活用できていないこともあります。各種メタデータを自動的に付与し、データのビジネス的な意味合いや、隠れた結びつきを元に、簡単に目的のデータを探すことができます。

日本語AI搭載
膨大なデータの見える化を進めるにあたり、データの属性を人が目で見て手で入力するのには限界があります。日本語を適切に理解するAIにより、ビジネスメタデータ付与の自動化・半自動化を実現、データソース登録の大幅な省力化が可能となります。

セキュリティ自動組み込み
データを見える化して利活用する際、適切なアクセス制御で個人情報などセンシティブな情報を守る必要があります。センシティブなデータにアクセスできる人、データを複製できる人を制御したり、全てのデータ操作の履歴を記録できます。

β版リリースでの課題と改善点

1. データソースの追加
Insight Governor上で管理・連携するデータの種類について、Oracleなどの基本のデータベース、AWSやSnowflakeといったクラウドのデータベース以外にも、Hadoop上で動作するデータウェアハウス(DWH)の「HIVE」や、高性能分散SQLエンジン「trino」などの追加を行いました。これにより、更に多様なデータに対応できるようになりました。

2. データダウンロード機能の追加
Insight Governorの一機能であるInsight Catalog(インサイトカタログ)でのデータの一覧化・可視化に加え、実際にデータを取り出したいというご要望を当初の想定よりも多くいただいたことを受け、開発スケジュールを早めて実現しました。

3. データ閲覧権限の柔軟なコントロールを可能に
より細かい単位でデータの閲覧権限のコントロールを行いたいという、β版利用企業からの強い要望により、データソース単位だけでなくテーブル単位での閲覧権限操作を可能にしました。今後はカラム単位まで細かく柔軟にコントロールできるように改良していきます。

4. ユーザビリティの改善
お客さまの声を反映し、データの表示方法などのユーザビリティについて、β版から20以上の改善を行いました。

提供方法

年額制のサブスクリプションライセンスとなり、提供方法は以下の通りとなります。

・オンプレミス:インストールパッケージでの提供
・クラウド:SaaSもしくはマシンイメージでの提供

Insight Governorについてのお問い合わせ:https://www.insight-tec.com/contact/insight-governor/

開発・リリーススケジュール

本日2023年2月8日よりv1リリースとなります。今後半年ごとにマイナーバージョンアップ、メジャーバージョンアップを急ピッチに行い、データソースの拡充や更なる使いやすさの追求を行っていく予定となっております。お客さまのPoCやご商談に合わせて、デリバリーを行ってまいります。

機能一覧

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Insight Catalog
マルチデータベース、マルチデータストア(csv形式やフリーテキスト形式など非構造化データを含む)のデータをすべてカタログとして一覧化・可視化できます。 クリック操作によりデータソースの登録が可能、かつ、短期間で導入可能なメタデータ管理機能を有し、登録されたオブジェクトやカラム、メタデータに対し、検索等のブラウジング機能を提供します。

Insight Master Data Management
対象のテーブル・カラムに対し、最新の日本語AIが高精度かつ自動的に表記ゆれの分析を行い、名寄せ候補を推奨します。膨大なデータを突き合わせることなく、候補を選択するだけで名寄せを行うことができます。
これにより、顧客情報を登録する際、顧客名の表記ゆれを防ぐことができます。また、異なるシステム間でのデータ連携時に名寄せの変換ルールを適用することで、データ整備工数を大幅に削減し、正しいデータの即時活用が可能となります。

Insight Audit
Auditは、データストアのアクセスログから不正な操作を即座に発見でき、データアクセスの監査を実現します。
システムへの負荷をかけることなく、不正行為の抑止や早期発見、情報流出時の経路発見、被害状況の早期把握が可能となります。

Insight Masking
Maskingは、データに含まれる個人情報等の機密情報を日本語AIで自動抽出し、高速に個人情報の匿名化・仮名化や機密情報の秘匿化を行うツールです。
本番同等で安全なデータを簡単に作成できるため、個人情報漏洩などのセキュリティリスクを防ぎます。

Insight Migration
Migrationは、データベース製品の変更やバージョンアップに際し、事前にSQLの互換性を評価するツールです。現行のデータベースで実行されているSQLを収集し、新環境のデータベースでSQLの互換性や性能・クエリ結果の整合性を自動でテストすることが可能となります。

インサイトテクノロジーについて

インサイトテクノロジーは、1995年の創業以来、企業におけるデータの価値を最大化するために何が必要かを常に考え、データベースの技術者集団として、必要な製品やサービスを提供し続けてきました。

現在では、企業におけるデータの価値を最大化できるよう、データ利活用の統制を図り、データ活用推進を支える攻めと守りの両面のメリットをもたらすデータガバナンスソリューションを提供しています。

また、インサイトテクノロジーが主催するデータ技術者向けカンファレンス「db tech showcase」には、世界中からデータ技術のエキスパートが講師として登壇し、毎年1,000名規模のエンジニアが参加しています。

・株式会社インサイトテクノロジー: https://www.insight-tec.com/
・db tech showcase :https://www.db-tech-showcase.com/

※記載されている企業名、商品名、サービス名は、株式会社インサイトテクノロジーならびに各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社インサイトテクノロジー
マーケティング本部
担当: 双木、堀口
TEL: 03-5475-1450
E-mail:insight-mktg@insight-tec.co.jp

リリース詳細
提供元: PR TIMES