Debian Projectの問題点

保守担当者の辞任で明らかになったDebianプロジェクトの問題 (OTP)

会社としても個人としてもDebian推進派ではあるが、この記事の書かれている問題は非常に理解できる。Debianでは1000人の一癖も二癖もある開発者らが全て平等であり、自由である。これが時には記事が指摘するようなプロジェクトの停滞、バトルを引き起こしていることは、もはや自明であると言ってよいと思う。

ただ、このフラットな組織こそがDebianがDebianたる理由であり、特定の組織、団体、個人のコントロール下に置かれないことが、Debianへの信頼につながっていることも事実である。

まあ、いい加減にしてほしいと思うことは今までも多々あるが…。

これを書いていて思い出したが、 「Debian Common Core Allianceは弱者連合か?」(ITmedia)のDCCAってどうなったのだろう? このDCCAは創立者自らがDebianのフラット構造に面倒くささを感じての動きだったのかなとも考えられるが、Debianの組織内でがんばってれば少しは日の目を見たのかもしれない。