記事の事前チェックの有無はどこから?

knokのジャーナルでも触れられている「void GraphicWizardsLair( void ); //: 取材されたら原稿チェックをする謎の風習はどこが由来なんだろう?」のエントリ。

確かにある程度はotsune氏のエントリでも触れられている新聞由来と雑誌由来で原稿チェックの有無は分けられると思う。もちろん雑誌だから全部が全部チェックできるというわけではないが、新聞のほうがより報道ということに力点がいくからだと何となく思っている。雑誌の場合は広告の延長的な記事も多くなるし、取材対象になるような側の人間が記事を書くことも多いわけで、このあたりからチェックできることが多いのではないだろうか。

ネットになるとその境目がかなりアバウトになるわけだけども、あとは取材している人間が「記者」であるか「編集者」であるかということでも微妙に違いがある。「記者」と名刺に書かれていると、どんな内容であっても最後には記者としての視点から記事を書くという意思が伝わってくるような気がする。まあ、これで技術解説ですら自分解釈を書き連ねて時には誤った情報を流す悪癖を持っている媒体もあるわけだけども、メディアとしてはこれは正しいと思う。ただ、何と言うか、日本のIT系メディアは総じて知識が足りなさすぎなので言えないところもある。