しぶとく残り続ける俺オープンソース

ソフィア・クレイドル、世界初、GPS連動型天文時計BREW アプリのオープンソース提供

今日のこのリリースを見て即座に記事化の指示を出そうかと思ったのだが、 ライセンスが特にwebに書かれてなかったので念のためダウンロードして ライセンスファイルを覗いてみると、 「商用利用を目的とする場合は、書面による事前の通知と 別途株式会社ソフィア・クレイドルと契約することが必要」とのこと。 ここでの商用利用とは、該当するソフトウェアの販売、配布によって 金銭を得る行為だそうだ。

とりあえず我々が考えている オープンソースと相容れないことは確かだが、 もう何年の前からこの手のオープンソースは絶滅に向かっている と思っていたので少々新鮮ではあった。

単なる広報の勘違いかなぁとも思っているが、 このあたりには「オープンソースの M+ BITMAP FONTSを使用しています」という記述が見られることから オープンソースという表現にあまり無頓着なような気もしない。 わざわざ狙って使ったのならあまりいい気はしないな。

追記ケータイWatchでは、オープンソースということになっている。

さらに追記 Venture Nowでは、タイトルでもオープンソース、記事中に4回 「オープンソース」と連呼して強調している。Web2.0とオープンソースには 相関があるとかわけのわからない理屈が通るのが、日本のベンチャー業界 というやつかなと思い始めているので、まあそんなもんかという感想。 MYCOMジャーナルでは、「独自のオープンソースライセンス」と 表現している。おそらく書き手は我々が知っているオープンソースとは 違うものであることを認識して、それでも敢えて書いているように見える。