GPLv3の受容について

GPLv3の受容は結局のところどの程度進んでいるのか、ということを知りたいと きに、ソースコード監査会社PalamidaPalamida GPLv3 and LGPLv3 Information Siteは大変便利な情報源だ。ここには、GPLv3/LGPLv3に移行 したプロジェクトの一覧と、プロジェクト数のグラフがある。

これを見ると、今日(9/10)の時点でGPLv3に移行したプロジェクトは586個あるよ うだ(ちなみにLGPLv3は31個)。GPLv2 or laterでライセンスされているプロジェ クトが4803個ということだから、5400弱のプロジェクトに由来するコードが実質 的にGPLv3の下で利用可能ということになる。

ところで、私も自分の管理下にあるGNUパッケージのライセ ンスをGPLv3 or laterに移行しなければならないのだが、正直に白状するとまだやっていない。 GPLv3がOSD準拠と認められなかったりして揉めるとめんどくさいからいやだな あ、というような高尚な理由ではなく(そしてこの懸念はすでに解消した)、ま してやGPLv3が気にくわないから、とかいう話でもなく、どうせ今でもGPL2 or later だし、まあ変えるのは次の(メジャーアップデート)バージョンをリリースするときでいい か、という、誠に怠惰な理由なのですが…。ただ、こういうダメンテナは私以外にも結構いるようだ。