Open Source is not yours to define

オープンソースだなんだと言う割に、実は今日まで全く気づいておらずお恥ずかしい限りだが、Open Source Initiative (OSI)がOSI 3.0と称してサイトのデザインを一新していた。サイト管理にCMSを導入したようだ。

とは言え、普通にwww.opensource.orgにアクセスすると従来のサイトに飛ばされるので、まだ準備中ということなのかもしれない。確かに3回めのリニューアルだったような気もするが、いくらWeb 2.0が流行っているからって、いまさらOSI 3.0というのはちょっとださいような…。

読みものとしては、OSIボードメンバによるブログというのが始まっていて興味深いが、どうやらまだMichael Tiemannしか書いていないようである(Joiは書かないのか?)。最近局地的に話題になっているAlfrescoというCMSを調べていて、偶然このTiemannのブログにたどり着いた、というのが発見の経緯なのだが、Yes! Open Source Is As Relevant As Ever!という記事もなかなかおもしろい。

このところ、私たちは新たな集団に直面している–「オープンソース」を自分の目的に都合の良いように定義したがる企業だ。彼らに対しては、「オープンソースはあなたがたが定義するものじゃないんだよ(Open Source is not yours to define)」と言おう。
Yes! Open Source Is As Relevant As Ever!, Michael Tiemann’s blog at OSI 3.0 (訳は引用者)
というくだりを読むと、海外ではみんなの考えたオープンソース風の動きが、無知からではなく今度は意図的に再燃しつつあるらしい。憂鬱なことと言わねばなるまい。